プレスリリース要約
認定NPO法人シャイン・オン・キッズと国立成育医療研究センターは、同センターに2チーム目となる「ホスピタル・ファシリティドッグ」の導入を決定しました。専門訓練を受けた犬と看護師がペアとなり、入院中の子どもたちの治療や療養を支えるこの取り組みは、医療現場における新たなケアの形として注目を集めています。
今回の発表では、国立成育医療研究センターに2頭目となるホスピタル・ファシリティドッグとして、ゴールデン・レトリーバーの「マナ」(雌、2歳2ヶ月)の導入が内定しました。マナはオーストラリア出身で、人懐っこくフレンドリーな性格です。今後は同センターでの実地研修を経て、正式にファシリティドッグとして就任する予定となっています。現在同センターで活動している先任の「マサ」とともに、入院生活を送る多くの子どもたちの精神的・身体的なサポートを行うことが期待されています。
ホスピタル・ファシリティドッグは、一般的なセラピードッグとは異なり、毎日同じ病院に常勤して医療チームの一員として活動します。臨床経験を持つ看護師(ハンドラー)とペアを組み、採血や服薬、手術室への移動といった子どもが恐怖を感じる場面に寄り添うほか、リハビリの歩行訓練に付き添うなど、治療プロセスに深く関与するのが特徴です。なお、同センターにおけるファシリティドッグの運営費は、全額寄付によって賄われています。
Journalポイント
実はこれ、単なるペットの訪問ではなく、医療チームの正式な一員として病院に常勤する専門職としての犬の導入なんです。
え、常勤なんですか?一般的なセラピードッグのボランティア訪問とは何が違うんですか?
一番の違いは、毎日同じ病院に勤務し、治療に直接関わる点です。リハビリの支援や手術室への同行など、高度な医療補助を行います。
でも、それって衛生面や安全性の管理がすごく大変そうですが、どうクリアしているんですか?
そこで重要になるのが、臨床経験のある看護師がハンドラーとしてペアを組むことです。医療知識があるからこそ、適切なリスク管理ができます。
なるほど!これなら企業のCSR活動としても、非常に価値のある支援先になりそうですね。
CSRというのは企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)のことで、企業が社会に貢献する活動全般を指します。おっしゃる通り、この活動は全額寄付で賄われており、多くの企業の支援が不可欠です。
寄付だけで運営するのは大変そうですが、他国や国内の他の病院でもこうした動きは広がっているんですか?
欧米では広く普及していますが、日本でも4つのこども病院などで導入されています。今回はさらに複数体制へと拡大する、業界でも注目の流れです。
医療現場の課題解決と企業の社会貢献が結びつく、とても温かく先進的な取り組みですね。勉強になりました!

