プレスリリース要約
トヨタモビリティパーツ岐阜支社は、岐阜県内の倉庫や工場を対象とした「遮熱事業」を立ち上げました。近年深刻化する猛暑や、労働安全衛生法改正による熱中症対策の義務化を背景に、トヨタグループの現場改善ノウハウを活かした地域密着型のソリューションを提供し、企業の職場環境改善と生産性向上を支援します。
トヨタモビリティパーツ株式会社岐阜支社は、2026年5月25日、岐阜県内企業の職場環境改善を目的とした「遮熱事業」の開始を発表しました。本事業は、自動車販売整備業をはじめ、製造業や物流倉庫などの現場における夏場の過酷な作業環境を改善するための取り組みです。2025年6月の労働安全衛生法改正により、企業には熱中症対策に関する新たな義務が課されており、これまで以上に安全な職場づくりが求められています。同社は部品供給という従来の枠組みを超え、働く人を守る環境づくりへの貢献を目指します。
本事業の核となるのは、遮熱シート『ProXヒートプロテクター』などの商材を活用したソリューションです。建物の熱侵入の約70%を占めるとされる『輻射熱』をシートによって反射し、室温上昇を抑制します。既存の建物にそのまま施工できるため、大規模な改修工事を伴わずに導入できる点が大きな特徴です。2026年5月時点で、岐阜県内の自動車販売整備業2拠点での施工がすでに完了しており、体感温度の改善やエアコン効率の向上といった具体的な効果が出始めています。


Journalポイント
実はこれ、単なる暑さ対策ではなく、トヨタグループの強みである 現場改善(カイゼン) の思想を地域企業へ横展開する新しいビジネスモデルなんです。
ええっ、自動車部品を供給する会社が遮熱シートの販売や施工を行うのですか?畑違いのようで少し意外な組み合わせに感じます。
実は今、夏の猛暑による現場の労働環境悪化が、多くの製造業や物流倉庫で深刻な課題になっています。さらに、2025年6月の 労働安全衛生法改正 で熱中症対策が義務化されたことも大きな背景にあります。
ベースとなる暑さ対策と言えば、もともとエアコンなどの空調設備を強く稼働させれば解決する話ではないんですか?
実は、一般的な建物における熱侵入の約70%は、太陽光による 輻射熱(ふくしゃねつ) が原因なんです。空調を強めるだけでは電気代が高騰するばかりで、熱の根本を断たなければ効果が出にくいという現実があります。
なるほど!だから空調に頼るだけでなく「遮熱シート」を使って、建物に入る熱そのものを源から遮断するアプローチが必要なんですね。
その通りです。今回導入された ProXヒートプロテクター は、既存の屋根や壁に施工できるため、稼働を止めずに導入可能です。すでに岐阜県内の整備工場2拠点で「体感温度の低下」などの効果が実証されています。
このサービスは、自動車整備工場以外の一般的な工場や倉庫を運営する会社でも利用することはできるのでしょうか?
はい。今回の取り組みは岐阜県内限定ですが、自動車業界にとどまらず、製造業や物流業 など幅広い分野の倉庫・工場に向けて展開していく計画です。現場に合わせた最適なトータルコーディネートを目指しています。
働く環境の改善だけでなく、省エネや生産性向上にも直結する素晴らしいアプローチですね。勉強になりました!


