プレスリリース要約
株式会社Claboは、暗号資産投資経験者317名を対象に税金に関する「20万円ルール」の理解度調査を実施しました。その結果、正確に理解している投資家はわずか約2割に留まることが判明。特に、取引頻度の高い短期売買派よりも、長期保有派の方がルールを正しく理解しているという意外な実態が浮き彫りになりました。
本調査によると、暗号資産の税金における「20万円ルール」を「内容を理解しており、人に説明できる」と回答した投資家は全体の20.82%に留まりました。投資スタイル別では、長期保有を中心とする層の正確な理解率が33.03%だったのに対し、頻繁に取引を行う短期売買派は17.82%と約2倍の開きがあります。「短期売買派はルール意識が高い」という仮説に反し、実際には日々の値動きに追われる中で税務ルールの把握が後回しになっている現状が明らかになりました。
また、ルールにおいて何が分かりにくいかという問いに対しては、「利益の計算方法」が41.96%で最多となりました。特に短期売買派では47.52%が計算方法に苦慮しています。暗号資産同士の交換や決済利用など、取引が複雑化しやすい点がハードルとなっているようです。一方、長期保有派は「自分がルールの対象か」という根本的な部分で迷う傾向が強く、ガチホ(長期保有)期間中に税務知識のアップデートが遅れがちになるリスクも指摘されています。


Journalポイント
実はこれ、取引が多い人ほど「なんとなく分かっているつもり」になっていて、いざ確定申告の時期に慌てるケースが多いんです。
え、そうなんですか?毎日トレードしている短期売買派の人の方が、税金には敏感なのかと思っていました。
確かに取引機会は多いのですが、日々の価格変動を追うことに必死で、複雑な税金計算は後回しになりがちなんです。そこへいくと、長期保有派は一度の利益確定が大きくなるため、事前に税務リスクを慎重に調べる傾向があります。
でも、それってもともと取引所が自動で計算してくれたり、便利な SaaS のツールで解決できたりしないんですか?
SaaSというのは「インターネット経由で必要なソフトウェア機能を利用するサービス」のことで、確かに最近は自動計算ツールが増えています。実際、迷った投資家の約4割がこうした計算ツールを使って判断を完結させているというデータもあります。
なるほど!じゃあツールを使えば、短期売買で取引回数が何百回と多くなっても安心ってことですか?
基本的にはそうですが、暗号資産同士の交換や決済利用など、取引が複雑になるとツールでも設定に迷うことがあります。特に 20万円ルール の適用対象になるかどうかの境界線は、個人の所得状況によっても変わるため注意が必要です。
他の金融業界、たとえば株式投資の分野でも同じような税務の課題があるんでしょうか?
株式の場合は 特定口座 という仕組みが普及していて、証券会社が納税を代行してくれます。暗号資産の業界もこのような利便性の高い仕組みへの移行が期待されていますが、法整備も含めてまだ過渡期にあります。
なるほど、仕組みの違いが理解度の差にも繋がっているんですね。勉強になりました!

株式会社Clabo

- 代表
- 上野育真
- 所在地
- 東京都港区六本木一丁目4番5号 アークヒルズ サウスタワー16階
- URL
- www.clabo-inc.co.jp
