プレスリリース要約
セキュリティ大手のNetskopeは、Google Cloudとの提携を強化し、高性能な生成AIや自律型AIエージェントの安全な運用を支える「Netskope One AI Guardrails」を発表しました。AIへの投資が急増する中、パフォーマンスを犠牲にすることなくリアルタイムでセキュリティを確保する手法として注目を集めています。
Netskope Japanが発表した「Netskope One AI Guardrails」は、Google Cloudの専用LSIである「Google Cloud TPU」を活用した新しいセキュリティソリューションです。2029年までに世界のAI投資額が8,673億ドルを超えると予測される中、企業では単純なチャットボットから、自律的にタスクを処理する「AIエージェント」への移行が進んでいます。しかし、これらの高度なAIシステムを安全に稼働させるには、リアルタイムで脅威を検知・遮断する仕組みが不可欠でした。本ソリューションは、超低遅延でのインライン処理により、この課題を解決します。
このソリューションは、Google Cloudの「Vertex AI」プラットフォームと連携し、AIモデルの処理速度を損なうことなく安全性を検証します。具体的には、自律型エージェントが外部ツールやサーバーと通信する際のポリシー検証、悪意あるコマンドの遮断、ヘイトスピーチや機密情報漏洩のリアルタイム監視などを行います。さらに、顧客のGoogle Cloud環境内で直接データスキャンを実行するため、機密データが外部に流出するのを防ぎ、GDPRやEU AI法などの厳格なコンプライアンス要件にも適合させることができます。
Journalポイント
実はこれ、AIの処理速度を一切落とさずに、裏でリアルタイムにセキュリティ監視を行える画期的な仕組みなんです。
TPU などの専用チップを使うと、なぜセキュリティの処理が速くなるんですか?
TPU というのはAIの処理に特化した専用プロセッサのことで、これを使うことで検査の遅延をほぼゼロにできます。従来のセキュリティのようにデータを別サーバーに転送して検査する必要がないため、AIの応答速度を落とさずに安全性を確保できるんです。
なるほど!でも、それってもともとAIモデル自体に備わっている安全機能だけでは防げないものなんですか?
はい、AIモデル自体の防御だけでは防げない攻撃が増えています。例えば、AIが外部のツールを呼び出す際の隙を狙って、悪意ある指示を割り込ませる『間接的プロンプトインジェクション』などの高度な脅威には、個別の対策が必要になります。
API というのはアプリ同士を繋ぐ窓口ですよね。それを使ってAIが勝手に暴走するようなリスクも防げるんですか?
API というのはソフトウェア同士が情報をやり取りする仕組みのことで、AIがこれを通じて外部と通信する際、悪意ある命令を混入される危険があります。本ソリューションは、そうした通信を監視し、システムを破壊するような不正コマンドを自動で遮断します。
他のセキュリティ企業も、似たようなAI向けの対策製品を出しているんですか?
はい、競合は存在しますが、今回の強みは Google Cloud 内で処理が完結する点にあります。機密データが外部の監査サーバーに送信されないため、企業の重要な情報をローカル環境で安全に守り抜くことができます。
自社のクラウド環境からデータが出ないのは、企業としても安心して導入できますね。勉強になりました!

Netskope Japan株式会社
- 代表
- 権田裕一
- 所在地
- 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング10階 EGG・JAPAN内
- URL
- www.netskope.com/jp
