プレスリリース要約
1956年創業の老舗靴下メーカーである助野株式会社は、展開するゴルフソックスブランド「MOSTRICH」の誕生1周年を記念した新作モデルを発売しました。愛用者の声に応え、高い機能性はそのままに日常使いしやすい「滑り止め無し」仕様を採用。老舗の技術力を活かしたD2Cブランドの新たな展開として注目されます。
レッグウェアの企画・製造を手掛ける助野株式会社は、2026年5月28日より、ゴルフソックスブランド「MOSTRICH」の1周年記念モデル「MSTR-G06 刺繍クルー丈ソックス」の販売を開始しました。価格は1,980円(税込)で、SとLの2サイズ、全3色で展開されます。今回の新作は、ブランドの象徴である「ダチョウ」のワンポイント刺繍をあしらったカジュアルなデザインが特徴です。同社は1956年の創業以来、富山県高岡市を拠点に日本のもの作りを支えてきた老舗であり、その確かな技術力を背景に、プロゴルファーの意見を取り入れた高品質な製品開発を行っています。
新モデルは、長時間のラウンドでも快適さを保つハイブリッド素材によるドライな履き心地や、スイングを安定させる独自の「サポート編み」といったゴルフ用ソックスとしての高いスペックを維持しています。その一方で、ユーザーからの「普段から履き心地を楽しみたい」という要望に応え、あえて足裏の滑り止めを排除した仕様に仕上げました。これにより、ゴルフのラウンド中だけでなく、日常のカジュアルスタイルや他のスポーツシーンにもシームレスに対応できるデザインと機能性を両立させ、顧客層の拡大を狙っています。


Journalポイント
実はこれ、あえて機能の一部を省くという「引き算の製品開発」によって、ゴルフ場から日常へと顧客との接点を広げた非常に面白い事例なんです。
え、機能を省いたんですか?普通は新しいモデルって、どんどん便利な機能を追加していくものだと思っていました!
そうですよね。でも、愛用者から「この極上の履き心地を普段も体感したい」という声が多く寄せられたんです。ただ、ゴルフ用の強力な滑り止めは、日常の靴を履くときには逆に引っかかって不便になります。そこで、あえて滑り止めを無くすという決断をしました。
なるほど!でも、滑り止めを無くしてしまったら、今度はゴルフ用ソックスとしての強みが薄れてしまいませんか?
そこが老舗の技術力です。滑り止めは無くしても、汗を抑えるドライ機能や、スイングを安定させる独自の「サポート編み」といった高い基本機能はそのまま残しています。つまり、日常使いの快適性と、スポーツシーンでの実用性を絶妙なバランスで両立させているんですよ。
なるほど!単に手抜きをしたわけではなく、引き算の塩梅が素晴らしいんですね。これならゴルフに行かない日でも愛用したくなります。ちなみに、この会社は他にもこういうブランドを持っているんですか?
はい。助野は1956年創業の老舗で、他にも解剖学の視点から開発した着圧ソックス「らく圧」や、プロの漁師も認める高機能ソックス「PESCALLY」など、ニッチな課題を解決するブランドを複数展開しています。確かな製造技術があるからこそ、尖ったブランドを次々と生み出せるんです。
老舗のメーカーが自社で直接ブランドを立ち上げて販売するD2Cの動きは、最近他の伝統産業でも増えているのでしょうか?
D2Cというのはメーカーが中間業者を通さず自社で直接消費者に販売するビジネスモデルのことで、実は今、多くの老舗製造業がこのモデルへシフトしています。下請けからの脱却だけでなく、顧客の声を直接製品開発に活かせるため、今回のような柔軟なヒット商品が生まれやすくなるんです。
なるほど、顧客と直接つながることで、老舗の技術力がさらに活きるわけですね。とても勉強になりました!


