プレスリリース要約
株式会社Claboが実施した暗号資産投資家338名への調査によると、投資家の約69%が税務上のつまずきを経験しており、そのうち半数以上が開始1年以内に壁に直面していることが分かりました。複雑な損益計算や履歴管理の煩雑さがハードルとなり、投資期間が長くなるほど専門家へ依存する傾向が浮き彫りになっています。
株式会社Claboの調査によると、国内の暗号資産投資経験者338名のうち、約69%が税金や確定申告において何らかの課題を抱えていることが明らかになりました。特に、つまずきを経験した人の55.12%が投資開始から1年以内に最初の壁を迎えており、確定申告のタイミングで初めて事態の深刻さに気づくケースが多いとみられます。つまずきの主な要因としては、『損益計算の考え方』が36.32%で最も多く、次いで履歴管理の煩雑さが挙げられています。さらに、投資家の約8%は自身の取引が課税対象かどうかも『判断できない』と回答しており、潜在的な申告漏れリスクを抱えている現状があります。
また、投資期間が長くなるにつれて自力での解決を諦め、税理士などの専門家へ相談する割合が48.4%まで上昇する実態も判明しました。一方で、経験年数が3年以上のベテラン層であっても13.25%が新たにつまずきを経験しています。これは、DeFiやNFT、ステーキングといった新技術の登場や、頻繁な税制改正に過去の知識だけでは対応しきれないことが原因です。年代別では、20代の約23%が半年未満という早期にトラブルに直面する傾向があり、若年層における事前の税務意識の向上が課題となっています。


Journalポイント
実はこれ、暗号資産の投資家にとって『利益を出すこと』よりも税金計算のほうがはるかに難易度が高いという、逆説的な状況が浮き彫りになっているんです。
え、そうなんですか?投資って稼ぐのが一番大変だと思っていましたが、その後の税金計算でそこまで多くの人がつまずくなんて意外です。
実は、暗号資産には株式のような自動計算の仕組みがほぼなく、投資家が自分で取引履歴を集めて計算しなければならないからなんです。しかも、ネット上の情報が多すぎてどれが正しいか判断できず、対策を後回しにしてしまう人が多いんですよ。
実務的なハードルがかなり高いんですね。でも、確定申告なんて一度やり方を覚えれば、2年目以降は簡単にできるようになるんじゃないですか?
それがそうとも言えないんです。調査によると、3年以上経験のあるベテランでも約13%が新たにつまずいています。なぜなら、暗号資産業界では日々新しい取引手法が登場し、税制のルールも変化し続けるからです。
なるほど!最近よく聞く DeFi や NFT の取引を始めると、また新しい計算ルールが必要になって混乱するということですね?
DeFiというのは中央管理者を介さない分散型金融のことで、NFTは独自の価値を持つデジタルデータのことです。これら新規取引の税務判断は非常に複雑なため、投資3年目以降に約48%もの人が専門家への相談にシフトしています。
個人で管理するのがそこまで難しいなら、自動で計算してくれるようなサービスを開発する企業も増えているんでしょうか?
まさにその通りです。現在、FinTech業界では暗号資産の自動損益計算ツールや、税理士と投資家をマッチングするプラットフォームの需要が急増しています。税務の煩雑さを解消するサービスは、今後さらに成長する有望な市場と言えますね。
暗号資産の普及に伴って、周辺の税務サポートビジネスにも大きなチャンスが生まれているんですね。勉強になりました!

株式会社Clabo

- 代表
- 上野育真
- 所在地
- 東京都港区六本木一丁目4番5号 アークヒルズ サウスタワー16階
- URL
- www.clabo-inc.co.jp
