プレスリリース要約

株式会社ウェルモと国際医療福祉大学による共同研究「支援記録から抽出した地域課題を地域福祉計画に活かす新たな実践モデル構築」が、日本学術振興会科学研究費助成事業(科研費)に採択されました。介護現場のテキストデータを地域政策に還元する、データ駆動型の新しい福祉行政モデルの構築に注目が集まっています。

本プロジェクトは、2026年4月から2029年3月までの3年間、国際医療福祉大学の髙石麗理湖氏と株式会社ウェルモが共同で取り組む研究です。地方自治体に策定が努力義務化されている「地域福祉計画」において、従来のアンケートや住民懇談会だけではすくい切れなかった地域住民のリアルな生活課題やニーズを、介護現場の「支援記録」から抽出して計画に反映させる実践モデルの確立を目指します。これまで個別ケースの管理に留まっていた膨大な支援記録を、地域全体の課題解決に向けたビッグデータとして活用する先駆的な試みです。

研究では、経過記録の標準化フォーマットである「F-SOAIP(エフ・ソアイピー)」を活用します。ウェルモは、この形式に対応した音声記録AI「ミルモレコーダー」を開発・社会実装しており、本研究ではAIを用いた支援記録データの分析・分類や、データ管理体制の構築などの技術協力を担います。日々のケアプラン作成や相談支援で蓄積される構造化データをAIで処理し、地域課題を客観的なエビデンスとして可視化することで、実態に即した福祉政策の立案を支援します。

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Journalポイント

編集部

実はこれ、介護現場の 日々の記録 を地域の政策に直結させる、壮大なデータ活用プロジェクトなんです。

え、そうなんですか? 介護の記録って、単なる業務連絡のためのものだと思っていました。

読者
編集部

実は今、自治体が作る 地域福祉計画 で、本当に困っている住民の声が届きにくいという課題があるんです。懇談会などに来られる人は、一部の熱心な方に偏りがちですからね。

でも、それってもともとアンケートなどを広く配って調査しているんじゃないんですか?

読者
編集部

たとえばアンケートだと「特に不満なし」と書く人でも、実際の介護現場では「買い物に行けなくて困っている」といったリアルな本音を漏らしています。そうした 生の声のデータ が毎日蓄積されているんですよ。

なるほど!じゃあ、その生の声を AI で分析して、地域の課題をあぶり出すってことですか?

読者
編集部

AI というのは人工知能のことで、大量のテキストから特定のパターンや課題を自動で分類する技術のことです。本研究では、記録を構造化し、AIが「この地域では買い物の困りごとが急増している」といった傾向を自動で抽出します。

記録の書き方がバラケアだとAIも分析しづらいから、最初から整理されたフォーマットで記録するんですね。他の会社も似たようなデータ活用をしているんですか?

読者
編集部

実は業界全体が、単なる「紙のデジタル化」から、蓄積したデータをどう 社会価値に還元するか というフェーズへシフトしています。ただ、今回のように学術研究や行政計画と直接連携するモデルは、国内でも非常に珍しいケースです。

現場の何気ない記録が、めぐりめぐって自分たちの住む街の福祉を良くしていくんですね。勉強になりました!

読者
株式会社ウェルモ ニュース要点の図解

株式会社ウェルモ

代表
鹿野佑介
所在地
福岡県福岡市中央区大名2丁目6-11
URL
www.welmo.co.jp

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