プレスリリース要約
ダイナミックマッププラットフォームと慶應義塾大学の共同研究論文が、国際学会「IIAI AAI 2026」に採択されました。自律型AIの意思決定と複数事業の連携を支援する「空間インテリジェンス基盤」の設計指針を提案しており、物流やロボティクスなどフィジカルAI分野の社会実装を加速させる成果として注目されます。
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社は、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)の白坂成功研究室との共同研究論文が、国際学会「IIAI AAI 2026」に採択されたと発表しました。本論文は、2026年7月10日に同学会内の特別セッション「SBIT 2026」にて発表される予定です。今回の研究は、空間情報を基盤に、自律型AIエージェントを活用した複数事業の連携を統合的に最適化するための、空間情報インフラの参照アーキテクチャ(設計の枠組み)を提案するものです。
従来の3D都市モデルやデジタルツインは、特定領域での活用にとどまり、複数事業者が横断的に関与する実運用の設計指針が不足していました。本研究では、静的・動的な空間データと業務連携に必要な情報を構造的に扱い、自律型AIの意思決定を支援する「空間インテリジェンス基盤」の多層構造を体系化しています。これにより、データ管理にとどまらず、都市管理、物流、ロボティクスといった「フィジカルAI」が活躍する多様な分野において、複雑に接続された事業活動全体を支えるインフラとしての活用が期待されています。
Journalポイント
実はこれ、異なるメーカーのロボットやAIが同じ街でスムーズに協力し合うための、共通の 「脳の共通プラットフォーム」 を作ろうという話なんです。
え、そうなんですか? これまでの 3D地図 とは何が違うんですか? 単に道が立体的に描かれているだけではないのでしょうか?
これまでは、それぞれのロボットが個別に地図を見て動いていました。しかし、複数の事業者が同じ場所でサービスを始めると、AI同士の意思決定が衝突してしまうという課題があったんです。
でも、それってもともと AI が自分で判断して避ければいいんじゃないんですか?
AI というのは、コンピュータが自ら学習して判断する技術のことです。個々のAIが優秀でも、相手の意図やリアルタイムの状況を共有する共通ルールがないと、お互いに譲り合って動けなくなることがあります。そこで、空間全体を管理して最適な交通整理を行う仕組みが必要になるのです。
なるほど!じゃあ、この基盤があれば、物流ロボットと自動運転タクシーが同じ道路でスムーズに連携できるってことですか?
その通りです!今回の 「空間インテリジェンス基盤」 は、静的な地図データだけでなく、リアルタイムに変化する人や車の動き、さらには各事業者の業務ルールまでを統合して、AIに最適な判断を促します。
他の会社も似たようなことしてるんですか? デジタルツイン の分野は競争が激しそうですが。
デジタルツイン というのは、現実世界の環境をデジタル空間にそっくり再現する技術のことです。他社もデータ作成は行っていますが、ダイナミックマッププラットフォーム のように、国際的な学術学会でAI連携の具体的な設計指針まで提案している例は非常に稀です。
技術の標準化をリードしているわけですね。これからのスマートシティの進化が楽しみになってきました!

ダイナミックマッププラットフォーム株式会社

- 代表
- 吉村 修一
- 所在地
- 東京都渋谷区渋谷2-12-4 ネクストサイト渋谷ビル12階
- URL
- www.dynamic-maps.co.jp
