プレスリリース要約
NTTは、生物多様性の保全と自然再興を目指す「NTTネイチャーポジティブ事業ビジョン」を策定しました。世界の総GDPの約半分が自然資本に依存する中、企業や自治体が抱える環境リスクへの対応と価値創出を支援するサービス展開を本格化。第一弾として自然資本のモニタリングソリューションの提供を開始します。
近年、2022年の「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の採択や、日本の「ネイチャーポジティブ経済移行戦略」の策定を契機に、生物多様性の保全やネイチャーポジティブ(自然再興)への関心が世界的に高まっています。世界経済の総付加価値額のうち約半分に相当する44兆米ドルが自然資本に依存しているとされており、生物多様性の劣化はビジネスにとっても重大なリスクです。こうした背景から、NTTは企業や行政が自然資本の状態を把握・分析し、具体的なリスク対策や価値創出のアクションへ繋げるための支援体制を強化するべく、本ビジョンを策定しました。
本ビジョンのもと、NTTグループ各社はネイチャーポジティブ分野における多様なサービスを開発し、国内外へ展開していく方針です。その具体的な第一歩として、ドコモビジネスから「自然資本モニタリングソリューション」の提供が開始されました。このソリューションは、企業や自治体がネイチャーポジティブ経営を進める上で不可欠となる、データに基づいた自然資本の状況把握を支援するものです。今後は外部パートナーとの連携も視野に入れ、顧客のニーズに合わせた最適な提案ができるよう、グループ一体となって事業を加速させていきます。
Journalポイント
実はこれ、企業の ネイチャーポジティブ 経営をデータで強力にバックアップする取り組みなんです。
え、そうなんですか?環境問題への貢献というより、ビジネスとしての支援なんですね。
そうです。現在、企業の財務情報だけでなく、自然資本への影響といった 非財務情報 の開示が世界的に求められるようになっています。
でも、それってもともと大企業だけが気にすればいい話じゃないんですか?
いえ、サプライチェーン全体での対応が必要なため、中小企業にも影響が及び始めています。例えば、原材料の調達先が自然を破壊していないかを証明する必要が出てきているんです。
なるほど!じゃあ、自社の事業が自然にどう影響しているかを客観的に示すデータが必要になるってことですか?
その通りです。そこでドコモビジネスが開始した 自然資本モニタリングソリューション のような、データを可視化するサービスが重要になります。
他のIT企業も似たような ESG 関連の支援サービスを提供しているんですか?
ESG というのは「環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)」の頭文字で、企業の持続可能性を評価する指標のことです。現在、IT業界全体がこのESG対応支援にシフトしており、環境データ分析市場は急速に拡大しています。
なるほど、環境対策が企業の競争力を左右する時代が本当に来ているんですね。勉強になりました!

NTT株式会社
- 代表
- 代表取締役社長
- 所在地
- 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 大手町ファーストスクエア イーストタワー
- URL
- group.ntt/jp/sustainability/environment/biodiversity
