プレスリリース要約
独立系ベンチャーキャピタルのジェネシア・ベンチャーズが、日本・東南アジア・インドのシード期スタートアップを対象とする4号ファンドを約180億円で組成完了しました。技術革新やアジアの台頭が交差する今、特定の産業に縛られずグローバルなインパクトを狙う「Asia Origin」の挑戦が本格化します。
株式会社ジェネシア・ベンチャーズは、日本、東南アジア、インドのシード期(創業初期)スタートアップへの投資に特化した「Genesia Venture Fund 4号投資事業有限責任組合」の組成を約180億円で完了しました。今回の4号ファンドには、主に国内外の機関投資家や金融機関が出資しています。同社は東京、ジャカルタ、ホーチミン、ベンガルールに拠点を持ち、各地域のネットワークと知見を活かしたハンズオン支援を強みとしています。新ファンドでは「Asia Origin」を掲げ、アジア発でグローバルな影響力を持つスタートアップの創出を目指します。
4号ファンドの特徴は、特定の産業セクターに限定せず、時代を動かす「変化のドライバー」に着目して投資を行う点にあります。これまでの投資実績には、東証グロース市場へ上場したタイミーや、欧州系ファンドへ株式譲渡したHRBrainなどの大型EXITに加え、アジア最大級の医師向けプラットフォームであるDocquity(インドネシア)や、核融合関連のMiRESSOなど、多岐にわたる領域が含まれます。今回はファンドサイズを拡大しつつも投資社数を絞り込み、創業初期の1社あたりに対してより大きな資金を投じて伴走する戦略を採用しています。

Journalポイント
実はこれ、単にお金を集めたという話ではなく、厳しい市場環境を勝ち抜くための投資戦略の転換が背景にあるんです。
え、そうなんですか?ファンドの規模が大きくなったら、投資する社数も増えるのが普通だと思っていました。
実は今、スタートアップが次の段階に進むための資金調達のハードルが世界的に上がっているという課題があるんです。そのため、初期に十分な資金がないと生き残れません。
でも、それってもともとベンチャーキャピタルが広く浅く投資して、伸びたところを支援していく仕組みじゃないんですか?
以前はそうした手法もありましたが、今回は投資社数をあえて絞り込み、1社あたりに大きく投資する方針をとっています。数字で言うと、今回の4号ファンドは約180億円という巨額の資金を、厳選したスタートアップに集中投下する計画です。
なるほど!じゃあ、投資を受けた企業は最初から強力な支援と資金力を武器に、一気に急成長を狙えるってことですか?
その通りです。さらに彼らは、日本だけでなく東南アジアやインドにも拠点を持ち、現地のインフラ構築や金融、医療といった多様な領域で、国境を越えた事業展開をハンズオンで強力に支援できる体制を整えています。
過去のEXIT実績を見るとタイミーのIPOやHRBrainのM&Aなどがありますが、他のVCも似たようなことをしているんですか?
IPOというのは株式を上場して誰でも取引できるようにすることで、M&Aは企業の合併や買収、VCはベンチャーキャピタルのことですね。実は業界全体が、単なる資金提供者から、事業立ち上げを共に担う共同創業者的な役割へとシフトしてきているんです。
投資して終わりではなく、伴走して新しい産業を一緒に創り出す時代なんですね。とても勉強になりました!

株式会社ジェネシア・ベンチャーズ

- 代表
- 田島 聡一
- 所在地
- 東京都渋谷区道玄坂1-10−5 渋谷プレイス3F Orbit Shibuya内
- URL
- www.genesiaventures.com
