プレスリリース要約
株式会社セルシスは、ドイツ最大規模の日本ポップカルチャーイベント「DoKomi 2026」への協賛を発表しました。全世界で6,000万人以上が利用し、その80%以上を海外ユーザーが占める同社のペイントアプリ「CLIP STUDIO PAINT」を通じて、欧州市場におけるブランド認知の向上と現地クリエイター支援を狙います。
セルシスのイラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」が協賛する「DoKomi 2026」は、ドイツのデュッセルドルフで2026年5月29日から31日にかけて開催される大規模イベントです。来場者数は21万人以上、出展者数は1,400社・団体を超え、欧州における日本ポップカルチャーの発信地として知られています。セルシスはイベント公式の同人誌コンテスト受賞者や参加者に対し、同アプリのライセンスを進呈することで、現地の創作活動を直接支援し、海外でのユーザーコミュニティ拡大を加速させる方針です。
協賛の背景には、同社の徹底したグローバル戦略があります。主力製品である「CLIP STUDIO PAINT」は、30年以上にわたる自社グラフィックス技術の研究開発を基盤に、現在では世界で6,000万人以上に利用されています。特筆すべきは、そのユーザーの80%以上が日本国外であるという点です。11言語に対応し、初心者からプロのアニメーターまで幅広く支持される同アプリは、今回のイベント協賛を通じて、欧州の新規ユーザー層との接点をさらに強化し、持続的な事業成長の基盤を固める狙いがあります。

Journalポイント
実はこれ、日本のソフトウェアが 海外市場で8割 ものユーザーを獲得しているという、グローバルニッチトップの非常に珍しい成功事例なんです。
え、そうなんですか?国内のクリエイター向けツールだと思っていましたが、そんなに海外で売れているんですね。
そうなんです。実は今、日本のマンガやアニメ、Webtoonの人気が世界中で爆発的に高まっており、それに伴って「自分でも描きたい」という海外のクリエイターが急増しているという背景があります。
でも、海外にはすでに強力な SaaS やグラフィックソフトの巨人が君臨していましたよね。どうやって食い込んだのですか?
SaaSというのは、インターネット経由で必要なソフトウェアの機能を必要な分だけ利用する仕組みのことです。セルシスは、そうした巨人がカバーしきれなかった「マンガ・アニメ制作」という特定の創作活動に特化し、独自の技術を30年以上磨き続けることで差別化に成功しました。
なるほど!機能の特化が勝因だったのですね。今回のドイツのイベント協賛も、その特化型ファンを増やすための施策なのですか?
その通りです。来場者21万人を超える「DoKomi」のような熱量の高いリアルイベントで、同人誌コンテストの受賞者に直接ライセンスを配ることで、現地の「インフルエンサー候補」を味方に付け、コミュニティ内での信頼を獲得しているのです。
現地で直接ファンを作る非常に地道なアプローチですね。でも、これは他の日本のIT企業も同じように真似できる手法なのでしょうか?
実は、近年は多くの企業が「コミュニティマーケティング」として注目しています。特に海外進出においては、現地での広告費を抑えつつ、熱量の高い アーリーアダプター を起点に認知を広げる手法として非常に有効です。
製品の強みを研ぎ澄ました上で、熱量の高いコミュニティに直接飛び込んでいく。海外展開の王道として、とても勉強になりました!


