プレスリリース要約
株式会社インターメスティックが運営するメガネブランド「Zoff」は、2026年5月29日、東京・渋谷の商業施設『シブハラクロス』に新たな旗艦店「Zoff SHIBUHARA店」をオープンします。国内のメガネ店舗で初となる「自動レンズ加工機ロボット」を店内に導入し、ものづくりの背景を体感できる次世代型店舗として、小売業界における新たなCX(顧客体験)の創出を目指します。
「Zoff SHIBUHARA店」の最大の特徴は、国内のメガネ店舗で初めて導入される全長約2.5メートルの「自動レンズ加工機ロボット」です。通常はバックヤードで行われるレンズ加工の工程を店内に可視化することで、来店客は1本のメガネが完成するまでのプロセスを間近で見学できます。単に商品を販売するだけでなく、ものづくりの背景に触れる体験を提供することで、アイウェアを日常に寄り添う「ライフウェア」として再定義する試みです。
店舗デザインは、デザイン・設計事務所のDAIKEI MILLSと協業し、最新コンセプト「Laboratory(研究所)」に「Industrial(工業的)」を掛け合わせた世界観を構築。さらに、オープン記念として、福井県鯖江市で買い付けた希少なストックフレームを厳選した店舗限定シリーズ「Mastercraft Archive」を数量限定で販売します。伝統技術と現代のファッションを融合させた、独自の価値提案を行います。


Journalポイント
実はこれ、単にロボットで省人化するだけでなく、顧客体験のエンタメ化を店舗の核に据えているのが非常に面白いポイントなんです。
え、そうなんですか?ロボットの導入って、てっきり店舗の運営コストを抑えたり、作業を効率化したりすることが主な目的だと思っていました。
もちろん効率化の側面もありますが、実は今、小売業界では『ネット通販で買えばいいものを、なぜ店舗に行くのか』という店舗の存在価値が大きな課題になっているんです。
Romano、それってユーザーからすると、もともと自分の視力に合わせた検眼をしたり、試着をしたりするために店舗に行くわけじゃないんですか?
その通りです。ただ、Zoffは全長約2.5メートルのロボットが動く様子をビジュアル演出として見せ、店舗を『ものづくりのテーマパーク』に変えようとしています。天高約5メートルの空間に32台のモニターを吊り下げるなど、視覚的なインパクトにもこだわっているんですよ。
なるほど!じゃあ、これからは単に安く早く買うことよりも、店舗でのCXの向上が、他社との差別化に直結するということですか?
CXというのは『顧客体験価値』のことで、商品自体の価値だけでなく、購入プロセス全体の満足度を指します。まさにその通りで、Zoffは限定の鯖江産フレームを販売するなど、ここでしか得られない情緒的価値の提供にも注力しています。
確かに、体験としての価値は高いですね。ちなみに、他の小売業界でも似たようなデジタル技術を使った体験型店舗を展開しているんですか?
はい。アパレルやコスメ業界でも、3Dスキャンによる体型測定や、AIを使ったパーソナル提案を組み込んだ店舗が急増しています。実店舗は『モノを売る場所』から『ブランドを体験し、つながりを深める場所』へとシフトしているんです。
単なる物販の場を超えて、店舗の役割が根本から変わってきているのですね。非常に勉強になりました!


