プレスリリース要約
グローバル・ブレインが運営するKOIF Vは、音声AIコンタクトセンターサービスを開発する株式会社Rechoへの出資を実行しました。深刻な人手不足に直面するカスタマーサポート領域において、対話正答率99%を超える高度な自社開発技術を持つ同社の成長性と、エンタープライズ市場での実績が評価されています。
グローバル・ブレイン株式会社が運営する「KDDI Open Innovation Fund V」は、エンタープライズ向けAIコンタクトセンターサービスを展開する株式会社Rechoへの出資を完了しました。Rechoは、音声合成(TTS)、音声認識(ASR)、対話制御といった音声AIの基盤技術を自社で一貫して開発するスタートアップです。深刻化する労働力不足を背景に、コンタクトセンターの業務効率化と顧客体験の向上を同時に実現するソリューションとして注目を集めています。今回の調達資金により、同社はエンジニア組織の強化や研究開発体制の拡充を急ぐ方針です。
Rechoの強みは、電話応対現場の暗黙知をAIに学習させ、実運用を通じて対話精度を継続的に向上させる技術力にあります。すでに大手金融機関などのエンタープライズ企業で導入実績を積み上げており、SBI新生銀行と共同で実施した実証実験(PoC)では、主要なFAQ領域において対話正答率99%以上という極めて高い精度を記録しました。AIが定型的な電話応対を自律的に担うことで、人間のオペレーターはより高度で個別具体的な判断が必要な業務に集中できる環境が整い、現場の負荷軽減と応対品質の維持を両立させています。
Journalポイント
実はこれ、電話の自動応答でありながら 対話正答率99% という、実用に耐えうる驚異的な精度を実証している最先端のサービスなんです。
え、99%ですか? コールセンターの自動音声って、何度も聞き返されてイライラするイメージがあるのですが。
そうですよね。従来のシステムは決められたシナリオ通りにしか動けませんでしたが、RechoのAIは実運用を通じて学習し続けるため、使えば使うほど賢くなり、人間のような自然な受け答えが可能になります。
機械がそこまで正確に理解できるものなんですか? 電話の音声って途中で途切れたり聞き取りにくかったりしますよね。
Rechoは音声認識や音声合成、対話制御といった 音声AIの基盤技術 をすべて自社開発しているため、電話特有の遅延やノイズにも柔軟に対応し、不自然な間を作らずに対話できる強みがあります。
なるほど!ちなみに、このシステムは企業が導入しやすいように SaaS などの形態で提供されているのでしょうか?
SaaS というのは「インターネット経由で必要なソフトウェア機能を利用するサービス」のことで、まさにRechoもこの形態で提供されています。これにより、企業は高価な専用設備を導入することなく、手軽に高度な音声AIコンタクトセンターを構築できます。
初期投資を抑えて導入できるのは魅力的ですね。他の業界でも、こうした音声AIによる自動化の動きは広がっているのですか?
はい。深刻な人手不足を背景に、コンタクトセンターを抱える多くの企業で導入が急がれています。今後は「AIが基本対応を行い、人は高度な判断に集中する」というハイブリッドな体制へのシフトが業界全体の標準になっていくと見られます。
人がより重要な業務に集中できるようになるのですね。これからの進化が楽しみです。とても勉強になりました!

