プレスリリース要約
家庭用ロボットメーカーのエコバックスジャパンは、ロボット掃除機に対する意識調査を実施しました。高機能な海外ブランドへの関心が高まる一方で、サポート体制や耐久性への不安が購入の大きな障壁になっている実態が浮き彫りとなり、今後の市場拡大に向けた信頼性構築の重要性が示されています。
エコバックスジャパンが実施した全国の男女1,000名を対象とした調査によると、ロボット掃除機に対する最大の不安要素として、65.3%が「海外ブランドのサポート・耐久性」を挙げました。この傾向は特にシニア層(60代で72.1%)や、すでに製品を保有している層(68.6%)で高いことが判明しています。また、全体の55.6%が「安心して選べるロボット掃除機ブランドは特にない・わからない」と回答しており、市場におけるブランドロイヤルティの構築がまだ途上である現状が浮き彫りになりました。
さらに、留守中の稼働に対するトラブル懸念は全体で53.0%にのぼり、ペット飼育者では71.1%に達しています。カメラや間取りデータの収集に伴うプライバシーへの不安も46.2%(購入検討中では58.5%)と高く、機能性だけでなく安全性や安心感が購買を左右する要因となっています。一方、窓拭きロボット掃除機の認知度は低く、64.4%が「全く知らなかった」と回答したものの、ロボット掃除機保有者の55.0%が購入に前向きであるなど、既存ユーザーを起点とした潜在需要の高さも示されました。


Journalポイント
実はこれ、単なる家電の好みの問題ではなく、日本の消費者が持つ「リスク回避志向」と「サービスへの高い期待値」が如実に表れた結果なんです。
え、そうなんですか?性能が良ければ多少の不安は目をつぶって買ってしまうものだと思っていました。
実は今、ロボット掃除機市場は機能的な成熟期を迎えていますが、新規顧客の獲得には「壊れたらどうしよう」「留守中にペットを傷つけないか」といった心理的ハードルを解消することが最優先課題になっています。
でも、それってもともと海外メーカーが最も得意とする「安さと機能性」の押し出しだけでは突破できない壁なんですか?
その通りです。たとえば、今回の調査でも「安心して選べるブランドはない」と答えた人が55.6%にのぼりました。これは、機能が優れていても、ブランドとしての信頼がまだ十分に確立されていないことを意味します。
なるほど!じゃあ、どれだけ多機能で安くても、サポートが不透明なブランドは敬遠されてしまうってことですね?
おっしゃる通りです。だからこそ、エコバックスは日本国内に専用のサポート窓口を整備し、2年保証を提供するなど、ローカルな信頼獲得に注力しています。信頼というインフラがあって初めて、製品の価値が伝わるわけですね。
なるほど。最近よく聞くCXの観点からもアフターサポートは重要になりそうですが、他社も同じような動きをしているのでしょうか?
CXというのは「顧客体験」のことで、購入前からアフターサービスまでの一連の体験価値を指します。おっしゃる通り、現在は製品のスペック差が縮まったため、業界全体がこのCXの向上へシフトしている最中なんです。
なるほど、ハードウェアの性能だけでなく、サービス全体の信頼性で選ばれる時代なんですね。勉強になりました!

エコバックスジャパン株式会社

- 代表
- 梅田 永智
- 所在地
- 東京都千代田区神田三崎町3丁目6−12
- URL
- www.ecovacs.com/jp
