プレスリリース要約
宅配水「クリクラ」や「ダスキン」を展開する株式会社ナックが、業界最大手の株式会社IBJが運営する結婚相談所ネットワークに加盟し、2026年7月より婚活事業に参入します。約90万件の強固な家庭向け顧客基盤を活かし、信頼性を重視する親世代や家族を介した潜在的な婚活ニーズへアプローチする新たな試みとして注目されます。
会員数・成婚数ともに国内最多を誇る株式会社IBJは、東証プライム上場の株式会社ナックが同社の結婚相談所ネットワークに加盟したことを発表しました。ナックは2026年7月より正式に結婚相談所事業を開始する予定です。ナックは「クリクラ」の宅配水事業や「ダスキン」の清掃用品レンタル事業など、暮らしに密着したサービスを全国で展開しており、約90万件にのぼる顧客基盤を保有しています。今回の加盟により、両社は生活者とのリアルな接点を活かした新たな婚活支援の形を模索し、未婚化や少子化という社会課題の解決を目指します。
近年、婚活市場ではサービスの信頼性や安心感を重視する傾向が強まっています。また、親が子どもの婚活を支援する「代理婚活」など、家族を介した相談ニーズも増加しています。ナックが長年の定期訪問型サービスで培ってきた顧客との継続的な信頼関係は、こうした安心感を求める婚活層と高い親和性があります。今回の提携により、これまで結婚相談所との接点が薄かった潜在層、特に親世代への効果的なアプローチが可能となります。東証プライム上場企業同士の協働は、業界全体の社会的信用向上と良質な会員基盤の拡充に寄与すると期待されています。

Journalポイント
実はこれ、単なる異業種参入ではなく、『家庭内に入り込めるチャネル』を最大限に活かした極めて合理的なビジネスモデルなんです。
え、ダスキンやクリクラと結婚相談所って、イメージが全然結びつかないのですが、一体どういうことですか?
実は今、婚活市場では親が子どもの結婚相手を探す『代理婚活』への関心が高まっています。しかし、デリケートな話題なので、通常の広告ではなかなかアプローチが難しいという課題がありました。
でも、それっておうちのチャネルがあるからといって、いきなり『お子さんの婚活は?』なんて聞けないんじゃないですか?
おっしゃる通りです。そこで活きるのが、長年の定期訪問で築いた『継続的な信頼関係』です。日常会話の中から『実は息子がまだ独身でね』といったお悩みを自然に汲み取れるのが、ナックの強みなんです。
なるほど!定期的に家に来てくれる信頼できる担当者さんだからこそ、デリケートな家族の悩みも相談できるってことですね?
その通りです。数字で言うと、ナックは約90万件の顧客基盤を持っています。この膨大なネットワークから、潜在的なニーズを持つ親世代へ直接アプローチできる価値は、婚活業界にとっても非常に大きいのです。
確かにすごい規模ですね。他のライフスタイル系の会社も、顧客のLTVを高めるためにこうした婚活事業に参入しているのでしょうか?
LTVというのは顧客生涯価値のことで、1人のお客様が生涯を通じて企業にもたらす価値のことです。実は今、業界全体がこのLTVの最大化へシフトしており、信頼性の高い対面チャネルを持つ企業が婚活を起点に長期的な関係を築く動きが活発化しています。
なるほど、信頼関係という自社の強みを活かした、事業多角化の新しい形なのですね。とても勉強になりました!


