プレスリリース要約
株式会社アイ・エル・シーは、DX対応組込み制御開発環境「INTAconnection」の最新版「Ver.1.43」を2026年6月末にリリースします。複数メーカーのPLCやOPC UAとの連携機能を大幅に強化し、既存設備を活かしたスマートファクトリー化や、現場データの効率的な収集・制御を支援します。
株式会社アイ・エル・シーが開発する「INTAconnection」は、機器やアプリケーションの機能を「FunctionBox」と呼ばれるソフトウェア部品として組み合わせ、ビジュアルに制御プログラムを作成できる環境です。2026年6月末にリリース予定の「Ver.1.43」では、オムロン製やキーエンス製のPLCに対応する通信用FunctionBoxを新たに追加。これにより、異なるメーカーのPLCが混在する既存の製造現場であっても、個別の複雑な通信開発を行うことなく、柔軟に設備データの読み書きや装置間連携、上位システムへの接続が可能になります。
さらに新バージョンでは、国際標準規格である「OPC UA」や三菱電機製PLC等で使われる「SLMP」による多点データ連携を効率化します。数百点規模の設備データを一括して読み書きできるようになり、監視・制御システムの構築工数を大幅に削減します。また、独自の計算や条件処理を1つの部品にまとめられる「スクリプト記述FunctionBox」も追加。制御フロー全体の視認性を高め、開発後の仕様変更やメンテナンス時の負担を軽減する工夫が施されています。
Journalポイント
実はこれ、メーカーや導入時期がバラバラで「つながらない」と諦めていた既存の古い工場を、そのままスマート化するための「救世主」的なツールなんです。
え、そうなんですか?工場の中の機械やシステムって、同じ通信規格で最初から簡単につながらないものなんですか?
そうなんです。現場にはオムロンやキーエンス、三菱電機など異なるメーカーの機器が混在していて、それぞれ通信手順が違うため、つなぐだけで専門のプログラム開発が必要だったんですよ。
PLCというのは、工場にある機械を自動で動かすための制御用コントローラーのことで、メーカーごとに言葉が違うようなイメージですね。でも、それってお互いに直接データをやり取りするのは難しいんですか?
PLCというのは「プログラマブル・ロジック・コントローラー」の略で、工場の機械を自動制御するコンピュータのことです。これまでは、メーカーごとに専用の接続プログラムを個別に書く必要があり、開発に大きな手間がかかっていました。
なるほど!じゃあ、今回の新バージョンを使えば、その面倒なプログラムを書かなくても、画面上で部品を並べるだけでつながるってことですか?
その通りです!今回のアップデートでは、主要メーカーの通信に対応した FunctionBox という部品が追加されたので、ドラッグ&ドロップで簡単につなげられます。さらに OPC UA という国際標準規格にも対応し、数百点規模のデータも一括で処理できるようになりました。
OPC UAというのは、産業機器同士が安全にデータをやり取りするための共通規格のことですね。他の会社もこういったデータ連携ツールを提供しているのでしょうか?
OPC UAとは、産業機器がメーカーの壁を越えて安全にデータをやり取りするための世界共通規格のことです。競合製品もありますが、このツールは独自の計算処理を1つの部品にまとめられるなど、開発後の「メンテナンスのしやすさ」にまで徹底してこだわっている点が大きな強みですね。
なるほど、ただつなぐだけでなく、その後の運用のことまで考えられているんですね。とても勉強になりました!

