プレスリリース要約
野原グループ傘下のBIMobject Japanは、YKK APのビル用窓やドアなどのBIMデータ357点を公開しました。国内向け窓ファミリの不足という設計者の長年の課題を解決し、建設業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する重要な一歩として注目を集めています。
野原グループで建設DXに取り組むBIMobject Japanは、世界最大級のBIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject」にて、YKK APのビル用商品(窓、サッシ、ドア、カーテンウォールなど)のBIMオブジェクト357点を公開しました。対象は「EXIMA」や「SYSTEMA」などの主要シリーズで、Autodesk Revitに対応したデータが無料でダウンロード可能です。国内大手の精緻なデータが流通することで、設計・施工段階での大幅な効率化が期待されています。
今回公開されたデータは、メーカーであるYKK APが独自に作成したファミリです。実際の製品に即した精緻な3D形状や納まり、図面化に直結する2D断面表現を含んでおり、設計者が意図した仕様の製品をスムーズにモデル内へ配置できます。野原グループが推進するBIM設計・製造・施工支援プラットフォーム「BuildApp」との連携も見据え、建設サプライチェーン全体の生産性向上とフロントローディングの実現を目指しています。


Journalポイント
実はこれ、設計者の利便性が向上するだけでなく、建材メーカーの営業活動をも劇的に変える可能性を秘めているんです。
え、そうなんですか?設計が便利になる以外に、メーカー側にも何か直接的なメリットがあるということですか?
実は今、建設業界では深刻な人手不足が課題になっていて、メーカーの営業人員も限られています。そこでBIMデータを公開すれば、デジタル上で24時間いつでも設計者に自社製品を採用してもらえる機会が増えるんです。
でも、それってもともとメーカーのホームページからダウンロードできるようになっていれば十分じゃないんですか?
良い視点ですね。ただ、設計者は複数のメーカーを比較したいので、世界最大級のプラットフォームであるBIMobjectのような一箇所にデータが集まっている方が圧倒的に探しやすいんです。
なるほど!じゃあ、設計者にとっては探す手間が省けて、メーカーにとっては認知されるチャンスが増えるってことですね?
その通りです!ちなみにBIMというのは、3次元の建物モデルに建材の仕様や価格などの情報を追加したデータのことです。これを使うことで、設計から施工、維持管理までを一貫して効率化できます。
他の建材や設備のメーカーも、やはり同じようにデータの公開を急いでいるのでしょうか?追随する動きがあるのか気になります。
はい、業界全体が建設DXへシフトしており、野原グループも「BuildApp」というプラットフォームを通じて、メーカー各社のデータ整備を支援しています。今後はBIMデータがないと、設計の選択肢にすら入らなくなる時代が来るかもしれません。
メーカーにとってもデジタル化は死活問題になり得るわけですね。とても勉強になりました!


