プレスリリース要約
株式会社NEXERと株式会社アドワン・ホームは、不動産相続に関する共同調査を実施しました。約67%が「分割方法の意見対立」に不安を抱き、解決策として「早期売却」や「専門家の一貫サポート」を求めている実態が判明。不動産テックや士業アライアンスのビジネスチャンスを示唆する結果となっています。
調査結果によると、不動産相続をきっかけに親族間での対立や不安を抱えた経験がある層は12.0%にとどまるものの、そのうちの66.7%が「分割方法(売却・共有・単独相続)の意見対立」を最大の懸念材料として挙げています。現金とは異なり、不動産は物理的に等分することが難しいため、売却するか住み続けるかといった方針の違いが親族間の感情的な対立や関係悪化を招きやすいという、不動産相続特有の根深い課題が浮き彫りになりました。また、「評価額の認識のズレ」や「特定の相続人への偏り」もそれぞれ33.3%と高い割合を占めています。
管理が難しい遠方や訳ありの不動産に対する解決策としては、「早期売却のサポート」が26.0%で最多となり、次いで「税務・法務の専門家のサポート」が19.5%、「買取サービスの利用」が15.5%と続きました。これらの上位3つの合計は6割を超えており、所有し続けるよりも早期に手放したいというニーズの高さが示されています。さらに、弁護士や各種士業と連携した「売却までの一貫サポート」に対しては、全体の81.0%が「助かる」と回答しており、煩雑な手続きをワンストップで解決できるサービスの需要が極めて高いことが実証されました。


Journalポイント
実はこれ、不動産業界におけるアライアンス戦略や、サービス設計のあり方に大きなビジネスチャンスが眠っていることを示している調査結果なんです。
アライアンス戦略ですか?不動産会社が他業種と組むことが、なぜそれほど重要なビジネスチャンスになるのか、詳しく教えてください!
アライアンスというのは企業間の業務提携のことで、今回は不動産会社と各種士業がタッグを組むことを指します。相続人の約8割が、手続きから売却までを一つの窓口で完結できる一貫サポートを求めているため、この連携が強力な武器になるのです。
確かに、自分で弁護士や税理士を別々に探して、何度も同じ説明をするのはすごく骨が折れますよね。でも、それって昔からある不動産屋さんの相談窓口とは何が違うんですか?
従来の窓口は紹介にとどまることが多かったのですが、今は最初からシステムや体制レベルで士業と連携し、売却まで一気通貫でサポートする仕組みが求められています。特に遠方の物件は管理負担が大きいため、ワンストップでの迅速な対応が不可欠なんです。
なるほど、紹介だけでなく『一気通貫』のスピード感が大事なんですね。相続した人たちが、そこまでして早く手放したいと思う具体的な理由は何なのでしょうか?
最大の理由は、住む予定がないのにかかる固定資産税や維持費の負担、そして親族間の分割方法の対立を避けたいという心理です。今回の調査でも、実に6割以上の人が早期売却や買取サービスなど『手放す方向』の解決策を望んでいることが分かっています。
確かに、放置するだけでお金がかかるなら手放したいですよね。こういった相続に特化したワンストップのサービスは、他の不動産会社も提供し始めているのでしょうか?
はい。現在、業界全体が単なる売買仲介から、相続や登記手続きまでをカバーする包括的なプラットフォームへとシフトしつつあります。早期に信頼できる士業ネットワークを構築し、顧客の最初の相談窓口になることが今後の市場を勝ち抜く鍵です。
顧客の『心理的不安』と『手続きの面倒さ』を先回りして一括解決する仕組みこそが、これからのビジネスにおいて重要になるのですね。とても勉強になりました!


