プレスリリース要約

農業専門商社のwelzoが主導するさつまいも経済圏コンソーシアム『Save the Sweet Potato』に、鹿児島県で約70年の歴史を持つ三和物産が加入しました。基腐病の危機を乗り越え、年間約300万本のバイオ苗供給とデンプン製造ノウハウを持つ同社の参画により、持続可能なさつまいも産業の構築が加速します。

株式会社welzoが運営する、さつまいもを軸とした経済圏の拡大・活性化を目指すプラットフォーム『Save the Sweet Potato』(SSP)に、三和物産株式会社が新たに加入しました。三和物産は、鹿児島県大隅地域で約70年にわたりさつまいもデンプン製造やバイオ苗生産を手がけるグループの中核企業です。年間約300万本のバイオ苗を供給する高い技術力を持ち、青果や焼酎用に向かない規格外のさつまいもを引き受けるデンプン工場として、地域の生産者を支える『最後のセーフティーネット』としての役割も担っています。

今回の参画により、SSPが推進するさつまいも経済圏のさらなる強化が期待されています。具体的には、三和物産が持つ年間300万本のバイオ苗供給ネットワークとSSP参加生産者との連携、深刻な被害をもたらす『さつまいも基腐病』対策として開発した蒸熱消毒ノウハウのプラットフォームを通じた横展開、そして新品種『コガネタイガン』をはじめとする健全苗の迅速な供給体制づくりを進めます。さらに、デンプンや焼酎、青果の複合的なデータを活用した新たな収益モデルの構築にも着手する計画です。

Journalポイント

編集部

実はこれ、単なる企業の提携ではなく、日本の食を根底で支えるさつまいもデンプンの供給網と、深刻な病害から産地を守るための非常にインパクトの大きい連携なんです。

え、そうなんですか?さつまいもデンプンって、普段あまり耳にしない気がしますが、そんなに重要なんですか?

読者
編集部

実は今、国内のデンプンは北海道のバレイショと鹿児島のカンショの2種類しかなく、清涼飲料水の糖質原料や食品添加物として食品産業を根底から支える極めて重要な国策資源なんです。

実態はそうなんですね。でも、さつまいもと言えば鹿児島というイメージがありますし、もともと安定して大量に作られていたんじゃないんですか?

読者
編集部

それが、2018年頃から九州で猛威を振るったさつまいも基腐病という病気により、収量が激減し、一時は産地崩壊の危機に瀕したんです。三和物産でも原料が約3割減、苗の生産が半分以下に落ち込みました。

そんな大打撃を受けていたとは驚きです。そこからどうやって立ち直り、今回のプラットフォームへの加入に至ったんですか?

読者
編集部

三和物産は民間連携で蒸熱消毒という病気対策技術を実証し、マニュアル化して産地を救いました。今回、その貴重な防除ノウハウや、年間約300万本のバイオ苗供給力をプラットフォームを通じて全国に横展開していくことになったんです。

なるほど!一社のノウハウとして囲い込まず、プラットフォームで共有して業界全体を強くしていく、まさにオープンイノベーションの形ですね。

読者
編集部

オープンイノベーションというのは、自社だけでなく他社や研究機関の技術・アイデアを組み合わせて新しい価値を生み出す手法のことで、まさにこのSSPが目指す姿です。今や業界全体が個別の戦いから、プラットフォームを通じた『経済圏』での共生へとシフトしています。

個々の農家や企業だけでは解決できない課題を、プラットフォームという仕組みで解決していく流れですね。非常に勉強になりました!

読者
株式会社welzo ニュース要点の図解

株式会社welzo

代表
金尾佳文
所在地
福岡市博多区博多駅東1丁目14-3 第2サンライト東口ビル
URL
www.welzo.co.jp
採用情報はこちら

この企業とつながりたい方、興味がある方はこちらから

Connect Journalでは、掲載企業へのおつなぎ・詳細情報のご提供を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ