プレスリリース要約
クラシエ薬品は、ドラッグストアを中心に展開してきた人気漢方薬ブランド「漢方セラピー」を、公式オンラインショップにて販売開始しました。これまで店舗ごとの品揃えに依存していた顧客接点をデジタルで統合し、地域を問わず購入できる環境を整えることで、セルフメディケーション需要の取り込みと購買機会の最大化を狙います。
クラシエ薬品株式会社は、薬局やドラッグストアなどで広く展開している漢方薬ブランド「漢方セラピー」シリーズから、第一弾として15処方を2026年6月1日より「クラシエの漢方オンラインショップ」にて販売開始しました。これに合わせ、同ショップ内にブランド特設ページを公開しています。同ブランドは2006年の誕生以来、50処方以上の豊富なラインアップで、日々のちょっとした不調に悩むユーザーに寄り添ってきました。今回のEC展開により、これまで取り扱い店舗が限られていた地域でも、スムーズに商品を入手できる環境が整います。
今回販売が開始されたのは、「半夏厚朴湯」や「加味逍遙散」など、現代人の不安や女性特有の悩みに対応する代表的な15処方です。同社は今後、約半年ごとに15〜20処方ずつ取り扱い商品を拡大していく方針を示しており、2027年10月までには「漢方セラピー」の全商品をオンラインショップにラインアップすることを目指しています。SNSや検索エンジンといったデジタル上の多様なタッチポイントから、直接購買へとつなげる導線を構築することで、新規顧客の獲得と既存顧客の利便性向上を同時に推進していく構えです。


Journalポイント
実はこれ、単なる通販の開始ではなく、顧客の購買行動の変化に対応したチャネル戦略なんです。店頭での偶然の出会いから、ネットでの指名買いへと顧客体験をシフトさせています。
確かに、漢方って種類が多くてお店で迷うことが多いです。ネットで事前に調べて買えるのは便利ですね。これは D2C なのでしょうか?
D2Cというのは「Direct to Consumer」の略で、製造者が中間流通を通さずに顧客へ直接販売するビジネスモデルのことです。クラシエの取り組みもまさにこれに該当し、顧客と直接つながる狙いがあります。
なるほど!でも、これだとこれまでお世話になっていた地域のドラッグストアなどの販売店と競合してしまいませんか?
鋭い視点ですね。しかし、実は OMO を意識した共存戦略でもあるのです。ネットでブランドを知った顧客が、最終的に近くの店舗に足を運ぶという相互送客の仕組みが期待できます。
OMOという言葉が出てきましたが、これはどういう意味ですか?実店舗との関係がどう変わるのか気になります。
OMOとは「Online Merges with Offline」のことで、ネットと実店舗の境界をなくし、顧客に一貫した体験を提供する考え方です。ECで情報提供を行うことで、店頭での指名買いも増えるメリットがあります。
ネットでしっかり情報を得てから、近くの店舗で買うという選択肢も広がるわけですね。他社も同じような動きをしているのでしょうか?
はい、ヘルスケア業界全体で デジタルシフト が急速に進んでいます。特に漢方やサプリメントは個人の悩みに深く寄り添う必要があるため、オンラインでのカウンセリング等と非常に相性が良いのです。
なるほど、業界全体の大きな流れなんですね。自社のチャネル戦略を考える上でも、とても勉強になりました!

