プレスリリース要約
株式会社リブセンスが運営する不動産情報サイト『イエシル』は、首都圏の中古マンションにおける『販売価格履歴』の提供を開始しました。売り手の希望価格と実際の成約価格のギャップを可視化することで、購入検討者が高値掴みをするリスクを防ぎ、透明性の高い不動産取引を支援します。
現在、首都圏の中古マンション市場では価格の高騰が続いていますが、これに伴い売り手の希望する「販売価格」と、実際に取引された「成約価格」との乖離が拡大しています。東日本不動産流通機構のデータによると、2025年10月から2026年4月にかけて、東京都の中古マンション平均売出価格は約10%上昇(8,282万円から9,084万円)した一方、平均成約価格は7,028万円から7,018万円とほぼ横ばいでした。この「売り手と買い手の温度感の差」が市場の課題となっています。
今回イエシルが追加した新機能では、従来の成約価格履歴に加えて、過去の「販売価格履歴」も同一プラットフォーム上で比較・検証できるようになりました。これにより、ユーザーは検討中の物件が過去にいくらで売り出され、最終的にいくらで成約したのかというプロセスを客観的に把握できます。まずは一都三県のマンションを対象に提供され、現行の販売価格の全閲覧には会員登録が必要となります。


Journalポイント
実はこれ、不動産業界で長らくブラックボックス化されていた、売り手の「希望価格」と実際の「成約価格」のズレを、一般消費者に白日の下にさらす試みなんです。
え, そうなんですか?不動産ポータルサイトを見れば、過去にいくらで売り出されていたかくらいは簡単に分かるものだと思っていました。
そうなんです。一般的なサイトでは現在売り出し中の価格しか見られません。実は今、売り手の「もっと高く売れるはず」という期待から売り出し価格だけが急騰し、実際の取引額と大きく乖離するという市場課題があるんです。
取引を仲介してくれる不動産会社が「この価格は相場より高いですよ」と教えてくれるものではないんですか?
不動産会社のインセンティブは「成約」にありますから、必ずしも買い手の利益だけを優先するとは限りません。数字で言うと、東京都の中古マンションの平均売出価格が約10%上昇した時期でも、平均成約価格はほぼ横ばいだったというデータがあります。
なるほど!ということは、売り出し価格をそのまま信じて購入してしまうと、将来売却するときに資産価値が大きく目減りしているリスクがあるわけですね?
その通りです。だからこそ今回の機能で、過去の「販売価格履歴」と「成約価格履歴」を比較できるようにしました。これにより、その物件が過去に値下げされた経緯なども分かり、冷静な価格交渉が可能になります。
なるほど。ちなみに、競合他社や他の不動産テック企業でも、同じような価格履歴の可視化は進んでいるのでしょうか?
不動産テックというのは、IT技術を使って不動産業界の課題を解決する仕組みのことで、この分野では情報の透明化が進んでいますが、ここまで売り出し履歴と成約推定価格を直接対比できるサービスは稀です。業界全体が情報の非対称性を解消する方向へシフトし始めています。
なるほど、これからは買い手側もデータで武装して、適正な価格を見極める時代になるのですね。とても勉強になりました!

株式会社リブセンス
- 代表
- 村上 太一
- 所在地
- 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝10階
- URL
- www.livesense.co.jp
