プレスリリース要約
株式会社CureAppが提供する高血圧治療補助アプリ「CureApp HT」において、2026年6月の診療報酬改定に伴う大きな変更が発表されました。オンライン診療時の新たな算定点数の新設や、導入にあたっての施設要件の緩和が行われ、デジタル治療(DTx)の普及がさらに加速すると見られています。
今回の改定における最大のポイントは、プログラム医療機器等指導管理料において、オンライン診療時の算定点数として新たに「78点」が新設された点です。これにより、従来の対面診療時の90点に加え、遠隔での治療管理でも算定ルールが明確化されました。さらに、200床未満の医療機関が本アプリを導入するための施設要件に、従来の地域包括診療加算などに加えて「生活習慣病管理料Ⅱ」の算定実績が追加されました。これにより、小規模なクリニックや一般の内科などでも、CureApp HTを治療の選択肢として処方しやすくなる環境が整いました。
また、ベースとなる各種医学管理料の要件も大幅に緩和されています。例えば、生活習慣病管理料における療養計画書への患者の署名が廃止され、医師の記名のみへと簡素化されました。CureAppは2020年に国内初の治療アプリとして薬事承認および保険適用を実現した、DTx分野のリーディングカンパニーです。禁煙や高血圧、減酒治療などの領域で製品を展開しており、今回の制度改定は、同社が進めるデジタルヘルスケアの社会実装を強力に後押しするものと考えられます。


Journalポイント
実はこれ、スマホアプリを医師が処方する「治療アプリ」の普及を、一般のクリニックレベルで一気に加速させる大きな転換点なんです。
え、アプリを医師が処方するんですか?しかもそれに保険が適用されて、患者さんも使えるなんて驚きです。
そうなんです。これまでは対面診療でしか算定しにくかったのですが、今回の改定で オンライン診療 時の点数が新設され、より柔軟に処方できるようになりました。
ベースとなる専門知識や高度な設備がある、一部の大きな病院だけで使われるものじゃないんですか?
いいえ、今回は200床未満の中小規模の医療機関でも導入しやすいよう、施設要件に 生活習慣病管理料Ⅱ の実績が追加されました。手続き面でも、患者の署名が不要になるなど大幅に簡素化されています。
なるほど!手続きが楽になれば、一般のクリニックでも導入が進みそうですね。ところで、そもそも DTx って何ですか?
DTxというのはデジタル・セラピューティクスの略で、スマートフォンのアプリなどのソフトウェアを用いて疾患の治療や管理を行う医療機器のことです。薬を飲むのと同じように、医師の処方に従ってアプリを使用し、生活習慣の改善などを促します。
なるほど。この治療アプリのような開発には、他の製薬会社やヘルスケア系のスタートアップも参入しているのでしょうか?
はい、国内外で プログラム医療機器(SaMD) の開発が非常に活発化しています。薬だけに頼らない新しい治療選択肢として、医療費抑制や患者の自己管理向上に貢献することが期待されているからです。
医療のデジタル化と制度設計がここまで連動して進んでいるとは知りませんでした。勉強になりました!

