プレスリリース要約
株式会社NEXERとQエースは、IT・ゲーム業界経験者を対象に品質管理に関する共同調査を実施しました。約97%が品質管理を最重要視している一方で、約6割が現場での課題や悩みを抱えていることが判明。スピード重視の開発環境において、品質担保とリソース不足のジレンマが浮き彫りになっています。
調査結果によると、勤務先の品質管理やデバッグ体制について「十分に整っている」「ある程度整っている」と回答した割合は53.3%に留まり、36.6%が体制不足を感じていることが分かりました。体制が整っている現場では、定期的なコードレビューやツールの精査が実施されている一方、不足している現場では「属人化」や「人員不足」が深刻な原因として挙げられています。また、品質管理を「重要視している」という回答は96.7%に達しており、顧客満足度や信頼関係の維持、継続的な案件受注に直結する極めて重要な業務として認識されています。
しかし、重要性の認識とは裏腹に、現場の60.0%が品質管理・デバッグに「課題や悩みがある」と答えています。具体的な課題としては、「テスト時間の不足」が55.6%で最多となり、次いで「人員不足」が50.0%、「開発スケジュールとの兼ね合い」が44.4%と続きました。外部委託の経験については36.7%が「ある」と回答し、リソース補強や第三者視点の導入を目的とする一方で、委託経験のない企業(63.3%)は、コスト面や内製化の維持、責任の所在への懸念を理由に挙げ、外注の判断が分かれる実態を示しています。


Journalポイント
実はこれ、開発現場のテスト時間不足が、単なる現場の愚痴ではなくビジネス全体のボトルネックになっているという深刻な話なんです。
え、そうなんですか? 品質管理って、ただバグを見つけて直すだけの単純な作業だと思っていました。
実は今、開発の高速化が進む一方で、テストやデバッグの自動化や仕組み化が追いついておらず、属人化した手作業に頼らざるを得ないという業界共通の構造的な課題があるんです。
でも、それっておともと開発スケジュールを組む段階で、テストの時間も確保しておけば解決するんじゃないですか?
それが難しいんです。数字で言うと、課題を抱える人の 55.6%がテスト時間の不足を挙げており、開発の遅れがそのままテスト工程を圧迫する歪みが生じています。
なるほど!じゃあ特に厳しい品質要件が求められる B2B システムなどの開発現場では、この時間不足はより致命的な問題になりそうですね?
B2B というのは「Business to Business」の略で、企業間取引や法人向けサービスのことを指します。おっしゃる通り、法人向けはシステム停止が企業の損失に直結するため、第三者検証などの外部リソースを導入して品質を担保する動きが活発です。
他の会社も、自社だけで抱え込まずに、同じように外部の専門会社にデバッグやテストを任せたりしているんですか?
はい、今回の調査でも 36.7%が外部委託の経験ありと回答しています。自社のリソース不足を補うだけでなく、客観的な視点で品質を高めるために専門会社を活用する企業が増えています。
体制づくりや外部パートナーの活用が、これからの開発競争を勝ち抜く鍵になりそうですね。勉強になりました!


