プレスリリース要約
ウィーメックスとWelbyグループが、保険者向け事業において新たな協業を開始しました。両社は特定健診の長期未受診者、いわゆる「岩盤層」に対し、通院先での検査結果を活用する「みなし健診」を組み合わせた受診勧奨サービスを提供します。受診率向上という社会課題に対する、新たな医療DXの形として注目されます。
PHCホールディングス傘下のウィーメックスは、PHR(パーソナル・ヘルスレコード)プラットフォームを運営するWelbyおよびWelbyヘルスケアソリューションズと連携し、健診受診勧奨の新サービスを開始します。今回の協業では、生活習慣病の早期発見を目的とした特定健診(40〜74歳対象)において、何年も受診していない「岩盤層」と呼ばれる長期未受診者をメインターゲットに設定。医療機関での通常の診療・検査結果を特定健診の結果として扱う「みなし健診」の仕組みを導入し、健診受診率の底上げを図ります。
サービスはウィーメックスが提供する「Wemex 健診代行」の新たなオプションとして提供されます。ウィーメックスがレセプトデータなどから未受診者を抽出して案内を送り、対象者が通院時に問診票を提出。Welbyグループが協力医療機関から検査結果を回収・データ化し、ウィーメックスを通じて保険者に提出する流れです。すでに自治体や健康保険組合での実績を持つWelbyの運用ノウハウと、ウィーメックスの強力な顧客基盤を掛け合わせることで、効率的な受診勧奨スキームを実現します。
Journalポイント
実はこれ、みなし健診という仕組みを使って、健診を面倒くさがる「岩盤層」をあぶり出して行動を変えさせる画期的な取り組みなんです。
え、そうなんですか?「みなし健診」という言葉は初めて聞きました。普通の健診とは一体何が違うのですか?
実は今、特定健診の受診率が全国的に伸び悩んでいて、何年も受診しない層へのアプローチが共通の課題になっています。そこで、普段通っている病院での検査結果を健診結果として 「みなす」 ことで、新たな負担なく受診率を上げるんです。
でも、それってもともと病院で検査しているなら、わざわざ健診として登録し直さなくてもいいんじゃないですか?
たとえば、治療中の病気がある人は定期的に血液検査などをしていますが、そのデータは治療用であって、国の 特定健診データ としては登録されません。このデータを自動的に連携させることで、未受診の扱いから脱却させ、生活習慣病の管理に役立てるんです。
なるほど!じゃあ、患者さんはいつも通り通院しているだけで、自動的に特定健診を受けたことになるってことですか?
その通りです。今回の協業では、ウィーメックスがレセプトデータから対象者を特定して案内を送り、Welbyが医療機関からデータを回収してデジタル化する役割を担います。これにより、保険者も未受診者を効率的に減らせます。
この仕組みは、医療DXが進むことで他の会社も同じようなサービスを簡単に提供できたりするのでしょうか?
DXというのはデジタルトランスフォーメーションのことで、ITを活用して仕組みを改革することです。今回の取り組みは、単なるデジタル化ではなく、PHR(パーソナル・ヘルスレコード)のインフラを持つWelbyと、健診代行に強いウィーメックスの連携だからこそ実現した独自の強みです。
なるほど、両社の強みが合わさったからこそできた効率的な仕組みなんですね。とても勉強になりました!


