プレスリリース要約
株式会社モルテンは、医療・福祉現場向けに、防水インナーバッグを採用してアルコール等による清拭・消毒を可能にしたポジショニングクッション『ミントクリーン』の提供を開始しました。現場の衛生管理の手間を削減しつつ、製品の長寿命化を実現するアプローチは、人手不足に悩むケア現場の業務効率化に貢献しそうです。
株式会社モルテンは2026年6月4日、適切な体位保持を目的としたポジショニングクッションの新モデル『ミントクリーン』の提供を開始したと発表しました。医療や福祉の現場では、利用者の姿勢を支えるポジショニングが極めて重要視されています。しかし、従来のクッションは体液や血液で汚染された際、丸洗いとそれに伴う長時間の乾燥作業が必要でした。このプロセスは現場スタッフにとって大きな業務負担となっており、さらに繰り返しの洗浄によってクッションの内部素材が急速に劣化してしまうという、コストと運用の両面における課題が存在していました。
新製品『ミントクリーン』は、同社の人気製品『ミント』シリーズの3タイプ(Cタイプ、Eタイプ、Fタイプ)に防水インナーバッグを新たに採用したものです。これにより、汚染時にもクッション全体を丸洗いすることなく、表面をアルコールなどで拭き取る『清拭・消毒』のみで衛生的に使い続けることが可能になりました。内部のクッション材にはフィット感と反発力を兼ね備えたポリウレタンフォームを採用しており、優れた体位保持性能を維持しながら、現場の作業負担軽減と製品寿命の最大化を同時に実現しています。


Journalポイント
実はこれ、単なるクッションの改良ではなく、医療・介護現場のオペレーション効率化を素材技術で解決した画期的なアプローチなんです。
え、そうなんですか?クッションのカバーを防水にしただけで、そんなに現場の仕事が変わるものなんですか?
実は現場では、クッションが体液などで汚れた際の丸洗いと乾燥に膨大な時間と人手が奪われていました。さらに、何度も洗うことで中のウレタンがすぐに傷んでしまうという悩みもあったんです。
でも、それってもともと使い捨てのカバーを上に被せたり、他の安価な資材を併用することで対策できなかったんですか?
使い捨てカバーだと、滑りやすくなって利用者の体位保持性能が落ちてしまうんです。今回の製品は、フィット感を保ったまま、アルコールでサッと拭くだけで消毒が完了する仕様になっています。
なるほど!それならB2Bの現場でも導入効果がすぐに現れそうですね。でも、具体的にどれくらいコストが変わるんでしょうか?
B2Bというのは『企業間取引』のことで、今回は医療施設や福祉施設向けビジネスを指します。丸洗いによる劣化を抑えて製品寿命が延びるため、買い替え頻度と洗濯の手間が減り、中長期のコストを大きく削減できます。
確かに、消耗品の寿命が延びるのは施設経営にとって嬉しいですね。他のメーカーも同じような防水製品を出しているんですか?
他社も防水カバーは展開していますが、モルテンは自動車部品やスポーツボールで培った高分子化学技術を応用しています。体圧分散というクッション本来の機能性と、高い耐久性の両立において強みを持っています。
なるほど、長年培ってきた技術の応用が、医療現場の深刻な課題解決に直結しているわけですね。非常に勉強になりました!


