プレスリリース要約
MIT発のスタートアップLiquid AIは、エッジデバイス向けに最適化された日本語対応の小規模言語モデルと音声モデルを公開しました。自動車や製造、ロボティクスなどの産業分野において、クラウドに依存しない「オンデバイスAI」の実用化を加速させる画期的な動きとして、多くのビジネスパーソンから注目を集めています。
マサチューセッツ工科大学(MIT)発のAIスタートアップであるLiquid AIとその日本法人は、エッジデバイスへのデプロイに特化した新モデル「LFM2.5-1.2B-JP-202606」および「LFM2.5-Audio-1.5B-JP」を公開しました。これらは、従来の同規模モデルと比較して日本語環境で最高水準の性能を誇り、自動車、製造、ロボティクス、金融、公共など、日本市場の幅広い産業領域での活用が期待されています。特に、インターネット接続を前提としないオンデバイスAIエージェントの社会実装を強力に後押しする技術として位置づけられています。
今回公開された「LFM2.5-1.2B-JP-202606」は、日本語知識や指示追従、コーディングなどの多様なタスクにおいて高い処理能力を持ち、RAG(検索拡張生成)やバイリンガルアシスタントに適しています。一方の「LFM2.5-Audio-1.5B-JP」は、音声認識(ASR)や音声合成(TTS)を介さずに、直接音声とテキストを処理する15億パラメータのマルチモーダルモデルです。これにより、低遅延かつリアルタイムな音声対話が可能になりました。さらに、AMDやQualcommなどと提携し、NPU向けの展開も進められています。


Journalポイント
実はこれ、オンデバイスAIの普及を大きく加速させる可能性を秘めた、非常に大きな一歩なんです。
え、そうなんですか?オンデバイスAIって、普通のAIとは何が違うんですか?
オンデバイスAIというのは、インターネットを介さずにスマートフォンや自動車などの端末内で直接AIを動作させる技術のことです。従来のAIはクラウド上の巨大なサーバーで処理を行うため、通信遅延やプライバシーの保護が課題になっていました。
傷つきやすいデータも手元で処理できるのは安心ですね。でも、それなら端末のスペックが高くないと、賢いAIを動かすのは難しいんじゃないですか?
おっしゃる通りです。そこで今回のモデルは、わずか12億パラメータという超軽量サイズに設計されています。これにより、スマートフォンのような限られたメモリ環境でも、日本語の複雑な指示を高速に処理できるようになりました。
なるほど!サイズは小さいのに賢いんですね。他にはどんな特徴があるんでしょうか?
もう一つの目玉が音声モデルです。通常、音声AIは音声をテキストに変換してから処理しますが、この新モデルは音声のまま直接理解して応答するため、人間同士のような超低遅延のリアルタイム対話が可能になります。
それは凄いです!でも、そうした高度な技術を自社のビジネスに導入するのは難しい気がします。
今回のモデルはオープンウェイトとして無償公開されており、開発者が自由にダウンロードして試せます。さらに、QualcommやAMDなどの主要な半導体メーカーと提携しているため、既存のハードウェアへの最適化も容易に行える仕組みが整っています。
なるほど、これなら様々な企業が自社製品に組み込んで、新しいサービスを作りやすそうですね。勉強になりました!

Liquid AI株式会社

- 代表
- Ramin Hasani
- 所在地
- 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
- URL
- www.liquid.ai
