プレスリリース要約
リーガルテック株式会社は、知財・研究開発向けAIナレッジ基盤「IPGenius」において、食品メーカー向けの「AI調査前整理ワークフロー」の提供を開始しました。食品分野特有の複雑な配合データや多岐にわたる原料の呼称をAIが整理することで、先行技術調査やFTO調査にかかる業務負担の大幅な軽減が期待されます。
リーガルテック株式会社が2026年6月4日に発表した本サービスは、食品メーカーの知財・研究開発部門における事前準備業務を自動化・効率化するものです。特許明細書や実験データ、研究ノートに記載された実施例・比較例などの表データから、評価対象となった具体的な配合比率や条件をAIが自動で抽出します。これにより、従来は手作業で行われていた膨大なデータからの情報整理プロセスを迅速化し、先行技術調査やFTO(他社特許を侵害していないかの確認)調査に入る前段階の作業時間を大幅に圧縮することが可能になります。
特に食品分野では、同一の成分であっても商品名や化学名、略称など複数の呼称が存在し、これが調査漏れや検索の複雑化を招く要因となっていました。本ワークフローでは、原料の呼称を汎用名や上位概念へと自動で整理・統合し、適切な検索ワード候補を生成します。また、単発の要約にとどまる汎用生成AIとは異なり、社内の過去データや調査メモを蓄積・横断検索できる「IPGenius」の基盤を活かすことで、組織のナレッジとして再利用可能な体制を構築できる点が特徴です。

Journalポイント
実はこれ、食品メーカーの 知財・研究開発部門 が抱えていた「地味だけど超重労働な作業」をピンポイントで解決するシステムなんです。
え、そうなんですか?特許の調査って、データベースにキーワードを入力して検索するだけだと思っていました。
実は今、食品分野では同じ原料でも「商品名」や「化学名」など複数の呼び方があり、検索キーワードの洗い出しだけで 膨大な時間 がかかっているという課題があるんです。
実務上はかなり大変なんですね。でも、それってもともと ChatGPT などの普通のAIを使えば、簡単に整理できるんじゃないんですか?
ChatGPTというのは、対話型で様々な質問に答えてくれる汎用的なAIのことで、個別ファイルの要約は得意ですが、今回のシステムのように社内の過去の実験データや特許明細書を安全に蓄積し、組織全体で 横断検索 して再利用する仕組みとは異なるんです。
なるほど!じゃあ、このシステムを導入すれば、他社の特許を侵害していないか確認する FTO 調査も楽になるってことですか?
FTOというのは、自社の製品が他社の特許権利を侵害していないかを保証するための「自由実施確保調査」のことで、このシステムを使えば、自社製品の構成要素をAIが自動で分解・整理してくれるため、他社特許との比較がスムーズになり、調査のスピードと精度が格段に向上します。
食品業界以外でも、他の製造業や化学メーカーなどで似たようなAI活用の取り組みは進んでいるんですか?
実は製造業全体が 知財DX へとシフトしていて、材料や化学、化粧品といった分野でも、特有のデータ形式や原料名に対応した専用AIワークフローの導入が急速に広がっています。
なるほど、単なる事務作業の自動化ではなく、企業の競争力を高めるための重要な戦略ツールなんですね。勉強になりました!

リーガルテック株式会社

- 代表
- 佐々木隆仁
- 所在地
- 東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
- URL
- www.LegalTech.co.jp
