プレスリリース要約
J-クレジット創出・流通を支援するバイウィルは、西十勝森林組合および北海道銀行と「J-クレジットを活用したカーボンニュートラルに関する連携協定」を締結しました。地域に眠る森林資源から環境価値を創出し、地元の金融機関と連携して「地産地消」の循環を生み出す、地域経済活性化の新たなモデルとして注目されます。
本協定は、北海道上川郡の西十勝森林組合、北海道銀行、バイウィルの3者が連携し、地域におけるカーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーの実現を目指すものです。具体的には、西十勝森林組合が管理する森林を対象に、適切な森林管理によって生まれる温室効果ガス吸収量を「J-クレジット」として創出します。バイウィルは、クレジット創出におけるプロジェクト登録や申請、モニタリングから販売までを一気通貫で支援。地域に眠る環境価値を経済価値へと転換し、持続可能な森林経営と地域経済の活性化を同時に図ります。
今回の協定の鍵となるのが、地元の金融機関である北海道銀行との連携です。北海道銀行とバイウィルは2023年6月に顧客紹介契約を締結しており、今回は同行が西十勝森林組合をバイウィルに紹介したことで協定が実現しました。創出されたJ-クレジットは、北海道銀行のネットワークも活用しながら北海道内の企業等へ販売され、「地産地消」による脱炭素化を促進します。森林管理主体、地域金融機関、そしてカーボンクレジットの専門スタートアップが三位一体となり、地域内での資金と環境価値の循環モデルを構築します。
Journalポイント
実はこれ、地方の森林資源をそのまま地域経済の起爆剤に変えてしまう、非常にスマートな取り組みなんです。
え、そうなんですか? 森林が経済の役に立つというのは、木材として売る以外に方法があるんですか?
そうなんです。今回は木材としてではなく、森林が吸収する二酸化炭素の量を J-クレジット という価値に変えて、企業に販売するんです。
J-クレジットというのは何のことですか? あと、よく聞くGXとも関係があるのでしょうか?
GXというのはグリーントランスフォーメーション、つまり脱炭素に向けた産業全体の変革のことです。今、多くの企業がこのGX対応を迫られており、クレジットの需要が急増しています。
なるほど。でも、それって専門会社を入れなくても、森林組合が自分たちだけで申請して販売することはできないんですか?
そこが難しいところで、クレジットの登録や申請、毎年のモニタリングには専門的なノウハウが必要です。そこで、スタートアップの バイウィル が実務を担い、地域の顧客基盤を持つ 北海道銀行 が販売先を開拓するという役割分担をしています。
なるほど、役割分担ですね。地元の企業が、わざわざ地元産のクレジットを買うメリットって何かあるんですか?
大いにあります。地元産のクレジットを購入することで、自社のCO2削減を達成できるだけでなく、「地元の環境保全に貢献している」という強いアピールになり、地域貢献と脱炭素を同時に実現できます。
地方の自然が価値になり、地域内で経済が循環するのは素晴らしいですね。勉強になりました!


