プレスリリース要約
株式会社ORENDA WORLDは、福島県葛尾村に整備するAIデータセンターを基盤とし、自治体や地域企業の機密データを国内閉域環境で安全に処理する国産ソブリンAIサービス「葛尾ソブリンAI」を2026年内に提供開始します。外部に持ち出せない地方の重要課題を安全に解決する新たなアプローチとして注目されます。
株式会社ORENDA WORLDは、2026年内に福島県葛尾村の「葛尾デジタルイノベーションLAB」に整備するAIデータセンターの操業開始に合わせ、地域伴走型の国産ソブリンAIサービス「葛尾ソブリンAI」の提供を順次開始します。同データセンターは、NVIDIA H200 Tensor Core GPUを最大800台収容可能な設計で、敷地面積は約6,300平方メートルに及びます。この強力な計算基盤を背景に、これまで機密性の高さから外部のクラウドAIに送信できなかった行政や農林業、医療などの「外に出せないデータ」を、国内の閉域環境で安全に処理・活用できる環境を提供します。
本サービスは、オープンソースの高性能LLMをベースに、顧客ごとに独立した専有環境をデータセンター内に構築します。入力されたデータは外部ネットワークや海外サーバーを経由せず、モデルの再学習にも使用されません。さらに、AIの専門人材が不足している地方自治体や企業に向けて、追加学習(ファインチューニング)や社内データ検索(RAG)の構築、運用までを一貫して支援する伴走体制をワンストップで提供します。また、福島大学との包括連携協定に基づき、地域経済のシミュレーションや農林業DX、防災モデル構築などの共同研究にも本基盤を活用し、地域での技術循環を目指します。


Journalポイント
実はこれ、単に安全なAIを提供するだけでなく、地方自治体や地元企業が抱える「外に出せないデータ」を鍵にして、地域発のイノベーションを起こすための伴走型サービスなんです。
え、そうなんですか?「外に出せないデータ」って、具体的にはどうして外に出しちゃいけないんですか?
実は今、防災のデータや住民の個人情報、農林業の未公開データなどは、海外のサーバーを経由する一般的なクラウド型AIに入力すると、情報漏洩のリスクや意図しない学習に使われる懸念があるため、活用したくてもできないという大きな課題があるんです。
なるほど。でも、それってもともと日本国内だけで処理する安全な AI サービスはなかったんですか?
AI というのは人工知能のことで、文章作成やデータ分析を行うプログラムを指します。これまでは、このような高度な処理をすべて国内の閉じたネットワーク内で完結させつつ、個別の組織向けにカスタマイズから運用までを伴走支援するサービスが不足していたんです。
なるほど!じゃあ、このサービスを使えば専門知識がない地方の役所や中小企業でも、安全に業務の DX を進められるってことですか?
DX というのは「デジタルトランスフォーメーション」の略で、デジタル技術で業務やビジネスを変革することです。その通りで、今回のサービスは、初期のシステム構築から自社データを用いた追加学習、日々の運用までを専門チームがサポートするため、IT人材が不足していても導入可能です。
それは心強いですね!他の会社や自治体でも、似たようなソブリンAIの仕組みを作ろうとしているのですか?
実は業界全体が、海外大手のクラウドに依存せず、自国のデータを国内で管理する「データ主権」の確保へシフトしています。今回の葛尾村の事例は、地方に最新の GPU センターを置くことで、地方創生と安全な技術活用を両立させる先駆的なモデルケースなんです。
セキュリティを守りながら地方から新しい技術を発信していくんですね。とても勉強になりました!


