プレスリリース要約
三菱UFJ銀行と三菱UFJニコスは、大学の食堂等でモバイル決済アプリ「グローバルポイント Wallet」を利用すると、20%(最大4,000円)を還元するキャンペーンを順次開始します。本施策は、学生生活に密着した学食を起点に、若年層との金融接点を創出し、新規口座開設とキャッシュレス決済の定着を狙う戦略的な取り組みです。
本キャンペーンは、2026年6月8日から7月31日まで実施されます。対象となる大学は、愛知学院大学、神奈川大学生活協同組合、東海大学、四日市大学、四日市看護医療大学、大正大学、北陸先端科学技術大学院大学などで、今後も対象を順次拡大する予定です。利用者は、対象の学内食堂などで「グローバルポイント Wallet」を設定したApple PayまたはGoogle Payによるモバイルタッチ決済(VisaまたはQUICPay+)を利用することで、期間中の利用合計金額の20%(上限4,000円)がチャージ残高として還元されます。これにより、日常的に学食を利用する学生の決済手段の移行を促します。
「グローバルポイント Wallet」は、三菱UFJニコスが提供するプリペイド型のモバイル決済アプリです。「三菱UFJカード」の利用で貯まったポイントをチャージできるほか、提携金融機関の銀行口座やクレジットカードからのチャージにも対応しています。利用金額の上限設定やリアルタイムの利用通知、一時停止機能など、安全・安心に配慮したコントロール機能を備えている点が特徴です。今回のキャンペーンでは、日常的な支払いの場である学食をフックに、若年層が自発的にアプリをダウンロードし、銀行口座を紐づけてキャッシュレス決済を体験する仕組みを構築しています。


Journalポイント
実はこれ、大学生の毎日通う 生活動線 に完全に溶け込むことで、他社に先駆けて将来の優良顧客を早期に囲い込むための、非常に緻密で合理的なマーケティング戦略なんです。
え、そうなんですか?単なる学生向けの割引キャンペーンかと思っていました。なぜそこまでやる必要があるんですか?
実は今、若年層の 新規口座獲得 において、従来の店舗窓口やWEB広告だけではアプローチが難しくなっているという課題があるんです。そこで、毎日必ずお金を使う「学食」を接点に選んだわけです。
でも、それってもともとクレジットカードや他のスマホ決済でも同じようにアプローチできるんじゃないんですか?
クレジットカードをまだ持てない、あるいは作るのをためらう学生も多いですよね。そこで、銀行口座から直接チャージして使える プリペイド型アプリ を提供することで、利用のハードルを大幅に下げているんです。
なるほど!これなら学生でも使いやすいですね。金融機関としては、これで LTV を高めていく狙いがあるのでしょうか?
LTVというのは顧客生涯価値のことで、1人のお客様が生涯を通じて企業にもたらす利益の総額を指します。まさにその通りで、在学中にメイン口座になれば、就職後の給与振込や住宅ローンなど、将来的に大きな取引につながります。
卒業後の長い付き合いを見据えているのですね。他の金融機関も、このように特定の場所やコミュニティに特化したアプローチをしているんですか?
はい、実は業界全体が エンベデッド・ファイナンス 、つまり非金融サービスに金融を組み込む方向へシフトしています。大学の生協や自治体と連携し、地域や特定の生活圏に特化した決済インフラを提供する動きが活発です。
特定の生活シーンを抑えることが、これからの金融ビジネスの勝ちパターンになるんですね。とても勉強になりました!


