プレスリリース要約

イスラエルのDriveNetsは、KDDIの全国バックボーンネットワークにおいて、オープン規格であるTIPに準拠したクラスタベースDDBRコアルーターの商用運用を開始しました。AIの普及に伴う爆発的なトラフィック増加に対処するため、従来のハード・ソフト一体型から、柔軟に拡張可能なオープンネットワークへの移行が本格化しています。

DriveNetsとKDDIは、2025年5月に締結した戦略的パートナーシップに基づき、KDDIの全国バックボーンの複数拠点で、DriveNetsのソフトウェア(DriveNets NOS)を搭載したコアルーターの商用稼働を達成しました。これはティア1と呼ばれる大手通信事業者の基幹ネットワークにおいて、TIP(Telecom Infra Project)規格に準拠したディスアグリゲーション(機能分離)型アーキテクチャが実用化された、世界でも先進的な事例となります。両社は2023年のピアリングルーター導入から段階的に検証を進めてきました。

今回導入された「DriveNets Network Cloud」は、標準的なホワイトボックスハードウェア上で動作するソフトウェアベースのソリューションです。従来の専用筐体(シャーシ型)ルーターと比較して、需要に応じて小さな単位で迅速に回線容量を拡張できるため、設備投資や運用コストの最適化(ビットコストの削減)が可能となります。さらに、将来のさらなる大容量化を見据えて800Gインターフェースにも対応しており、今後はコア拠点だけでなくエッジやアグリゲーション領域への展開も視野に入れています。

Journalポイント

編集部

実はこれ、通信ネットワークの作り方を根本から変える パラダイムシフト なんです。

え、そうなんですか? ルーターを新しくしただけではないんですか?

読者
編集部

従来のルーターは専用のハードとソフトが一体でしたが、今回はそれを分離して、標準的な汎用機器に優秀なソフトを載せる ディスアグリゲーション という手法をとっています。

でも、それってもともとパソコンやサーバーでは当たり前にやっていることじゃないんですか?

読者
編集部

その通りです!ただ、超高速かつ大容量な処理が求められる通信キャリアの バックボーン ネットワークでは、技術的な難易度が高すぎてこれまで実現が難しかったのです。

なるほど!じゃあ、今回の KDDI での商用化は、その高いハードルをクリアしたということですか?

読者
編集部

まさにそうです。特に AI の普及によって、通信量が今後10年で最大9倍に増えると予測される中、このオープンな方式ならコストを抑えながら迅速に設備を拡張できます。

素晴らしいですね。この動きは他の通信会社や、私たちの身近な 5G などのインフラにも広がっていくのでしょうか?

読者
編集部

5Gというのは第5世代移動通信システムのことで、より高速で大容量の通信を可能にする技術規格です。実は業界全体がこのオープン化へシフトしており、今後は携帯電話の基地局や エッジネットワーク にもこの技術が広がっていくと見られています。

インフラの裏側でそんな大変化が起きているとは知りませんでした。勉強になりました!

読者
日本ドライブネッツ株式会社 ニュース要点の図解

日本ドライブネッツ株式会社

代表
井上雅雄
所在地
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルSPACES大手町
URL
newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-1051_4564.html
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