プレスリリース要約
デジタル化が進む小売業界において、高価格帯商品の購買行動には依然としてリアルな体験が強く求められています。株式会社NEXERとアイ・ジュエル・プランニングが共同で実施した調査によると、ジュエリー購入検討時の情報収集として「実際に店舗へ足を運ぶ」と回答した人が約66%に達することが明らかになりました。
調査はジュエリーに興味がある全国の男女300名を対象に実施されました。購入時に重視するポイントとして、最も多かったのは「デザイン・見た目」(70.7%)で、次いで「価格・コストパフォーマンス」(66.3%)、「素材・品質」(36.7%)と続いています。見た目の好みと予算のバランスを重視する傾向が強く、日常使いや自己表現の手段として慎重に選ばれている実態が浮かび上がりました。
情報収集のプロセスでは、「実際に店舗へ足を運ぶ」が66.0%と圧倒的なシェアを占めました。これは「ブランドや販売店の公式サイトを見る」(27.3%)や「SNSを見る」(7.0%)を大きく引き離す結果です。また、購入後の意識調査では、57.0%が「満足・成功した」と回答した一方、「失敗・後悔した」と答えた割合は14.4%に留まり、多くの消費者が納得度の高い購買体験を得ていることが示されています。


Journalポイント
実はこれ、OMOの重要性を裏付ける非常に興味深いデータなんです。
え、そうなんですか?ネットで何でも買える時代なのに、なぜ店舗に行く人がこれほど多いのでしょう?
OMOというのは、オンラインとオフラインを融合させて顧客体験を最大化するマーケティング手法のことで、ジュエリーはサイズ感や肌馴染みなど、五感で確認したい要素が多いからなんです。
でも、それってもともとジュエリー特有の性質だから、ネット通販には向かないということですか?
いえ、そうとも言えません。たとえば公式サイトやSNSで認知を獲得し、最終的な確認と購入を店舗で行うというハイブリッドな購買行動が主流になっています。
なるほど!じゃあ、デジタルとリアルの両方をシームレスにつなぐ設計が必要ってことですか?
その通りです。数字で言うと、情報収集で公式サイトを見る人が27.3%いるため、Webサイトは「店舗への呼び水」として機能しています。
他の業界でも、同じようにリアル店舗の価値が見直されているんでしょうか?
はい、アパレルや家具など、高単価でパーソナライズが必要な業界全体で、店舗を「体験の場」と再定義する動きが加速しています。
デジタルとリアルの役割分担をどう設計するかが、これからの事業開発の鍵ですね。勉強になりました!


