プレスリリース要約
株式会社ニッスイが制作した2026年版カレンダーが、第47回日本BtoB広告賞にて「審査委員会特別賞」を受賞しました。同社の歴史的資産である「日本水産魚譜」を活用したこの作品は、企業の持つ有形無形の文化資産を現代のブランドコミュニケーションにどう生かすかという、優れた先行事例として注目されます。
株式会社ニッスイが制作した「2026年版ニッスイカレンダー(特装版)」が、第47回日本BtoB広告賞のカレンダーの部において「審査委員会特別賞」を受賞しました。このカレンダーは、同社の前身である共同漁業が1920年に設立した国内初の民間水産研究機関「早鞆水産研究会」の活動から生まれた歴史的資産「日本水産魚譜」をビジュアルに使用しています。昭和初期に画家が漁船に同乗して描いた千数百点におよぶ精緻な魚類図から、四季折々の魚を厳選してあしらったデザインが特徴です。同カレンダーは第77回全国カレンダー展でも銀賞を受賞しており、4年連続の入賞を果たしています。
ニッスイは「日本水産魚譜」を単なる社史資料に留めず、魚類の多様性や海の豊かさを伝えるための貴重なコミュニケーション資産と位置づけています。これまでも株主通信やPRポスターなどで活用してきましたが、日々の暮らしに密着したカレンダーに落とし込むことで、学術的・文化的価値をより身近に届ける工夫を凝らしました。審査では「事業内容と密接に結びついた、美しさと文化性を兼ね備えた作品」と高く評価されています。制作は株式会社DNPコミュニケーションデザインが手掛け、企業のアイデンティティを美しく表現したBtoBブランディングの好例となっています。

Journalポイント
実はこれ、単なる綺麗なカレンダーではなく、ニッスイが100年以上培ってきた学術的価値をブランディングに昇華させた事例なんです。
え、100年も前ですか?カレンダーのデザインにそこまで古い資料を使っているなんて驚きです。なぜ今、そんな昔の資料に注目したのですか?
実は今、企業のサステナビリティや歴史的な裏付けが重視される中で、自社のオリジナリティをどう伝えるかという課題を持つ企業が増えているんです。
古い資料をそのまま載せるだけでは、古臭い印象になってしまいませんか?
たとえば今回のカレンダーでは、昭和初期に画家が漁船でスケッチした精緻な魚類図を、現代の生活空間に馴染むようDNPコミュニケーションデザインと共同で美しくレイアウトしています。4年連続で全国カレンダー展に入賞するほどのデザイン性なんですよ。
なるほど!高いデザイン性で包むことで、古い資料が価値あるアートに生まれ変わるわけですね。これはBtoBの顧客向けに作られたのですか?
BtoBというのは「企業間取引」のことで、今回はその広告賞での受賞です。カレンダーは取引先との関係構築や、自社の姿勢を深く理解してもらうためのツールとして機能しています。
自社の強みや理念を、売り込みではなく「美しい文化」として届ける。他の会社もこうした歴史資産の活用を進めているのでしょうか?
実は今、多くの企業が自社の創業ストーリーや独自の技術遺産を再発掘し、パーパスブランディングに活用する流れが加速しています。単に製品を売るだけでなく、企業の「存在意義」を伝えるために、過去の資産は最大の武器になるのです。
自社の歴史を眠らせておくのはもったいないですね。私たちの会社でも、眠っている資産がないか探してみたくなりました!


