プレスリリース要約
NTTグループは、Amazonの低軌道衛星通信サービス「Amazon Leo」の国内提供に向けた再販事業者契約を締結しました。災害に強い強靭な通信インフラの構築や、地上回線が届きにくい山間部・離島での通信高度化を目指します。宇宙ネットワークを活用した新たなビジネス基盤の構築として、多くの産業から注目を集めています。
NTTグループの主要3社(NTTドコモビジネス、NTT ME、NTTメディアサプライ)は、Amazonの低軌道衛星通信サービス「Amazon Leo」との間で、再販事業者契約を締結しました。本契約は2023年11月に発表された両社の戦略的協業をさらに一歩進めたもので、日本国内の法人および官公庁向けに高度な衛星ブロードバンドサービスを提供する体制の構築を目指します。今後は、技術検証や具体的なサービス内容の策定を進め、宇宙ネットワークと地上ネットワークを融合させた次世代の通信インフラの実現を図る方針です。
「Amazon Leo」は、数千規模の低軌道衛星群とセキュアな地上ネットワークを連携させ、小型アンテナを通じて世界中に高速・低遅延の通信を提供するサービスです。NTTグループは、このネットワークを自社の地上網やシステムインテグレーション技術と組み合わせることで、災害時のバックアップ通信の確保、遠隔地や山間部におけるインフラの高度化、さらにはモビリティやIoT分野での高度な接続サービスの提供といった幅広いユースケースへの対応を計画しています。特に、ドコモ基地局のバックホール回線への活用など、通信インフラの強靭化に寄与する見込みです。
Journalポイント
実はこれ、単なるバックアップ回線の確保にとどまらず、日本の産業DXを宇宙から加速させる壮大なプロジェクトなんです。
え、そうなんですか?衛星通信って、災害時や電波の届かない山奥だけで使うものだと思っていました。
実は今、山間部の建設現場や洋上風力発電、あるいはドローンを使った広域監視など、地上の電波が届かない場所でのデータ通信需要が急増しているという課題があるんです。
でも、それってもともと従来の衛星電話などで対応していたんじゃないんですか?
従来の静止衛星は高度が高いため、遅延が大きく大容量データには不向きでした。しかし、低軌道衛星の Amazon Leo を使えば、地上とほぼ変わらない高速・低遅延の通信が可能になります。
なるほど!じゃあ、山奥の工事現場でもリアルタイムで高画質映像を送ったり、重機を遠隔操作したりできるってことですか?
その通りです。さらにNTTグループは、地上網と衛星網をシームレスにつなぐ TN-NTN融合 という技術を進めており、ユーザーはネットワークの切り替えを意識せずに使えるようになります。
他の会社も似たようなことしてるんですか?例えばスターリンクとかも聞きますけど。
はい、先行するスターリンクに対して、今回の協業は NTT C89 という宇宙ビジネスブランドのもと、NTTの強力な顧客基盤やシステム構築力とAmazonのクラウド(AWS)やデバイス技術を融合させて対抗する構図になっています。
なるほど、通信の選択肢が増えるだけでなく、ビジネスの可能性も宇宙規模で広がりそうですね。勉強になりました!

NTT株式会社
- 代表
- 代表取締役社長
- 所在地
- 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 大手町ファーストスクエア イーストタワー
- URL
- leo.amazon.com
