プレスリリース要約
食材価格の高騰が続く中、ヘルスケア・スタートアップの株式会社おいしい健康が、10年間の食材価格とレシピ価格の変動を分析した「食材価格高騰調査」を発表しました。この調査は、同社が提供するAI献立・栄養管理アプリに搭載され、NHKでも取り上げられた「食費推定AI」の開発起点となっており、物価高時代における新たなフードテックの可能性を示しています。
今回の調査では、2016年1月から2025年12月までの総務省の小売物価統計調査と、おいしい健康の管理栄養士が監修したレシピ1,264品を対象に、独自の価格変動分析が行われました。その結果、食材価格は全体的に上昇傾向にあり、特に野菜や海藻、豆類の変動が激しく、キャベツは一時2016年比で3倍以上の価格を記録したことが判明しました。また、同社の監修レシピの平均価格も2016年比で主菜・主食が38%増、副菜が34%増と上昇しており、家庭の食費負担が増加している実態が数値として浮き彫りになりました。
おいしい健康が運営する『おいしい健康』は、利用者の健康状態や疾患、食の好みに合わせてAIが最適な献立を提案するパーソナライズ食事管理アプリです。月間200万人が利用する同サービスは、今回の分析結果をもとに、レシピを価格変動パターンに応じて4つのグループに分類。価格が安定している「お手頃キープ」のレシピなどを優先的に提案することで、節約と栄養バランスを両立させる「食費推定AI」機能を2026年1月に開発・実装しました。


Journalポイント
実はこれ、単に「安いレシピを紹介する」だけでなく、食材の価格データを時系列で高度に分析して開発されたサービスなんです。
え、そうなんですか?ただ特売情報を載せているわけではなく、裏側で データ分析 が動いているんですね。
その通りです。2016年からの10年分の物価データを分析した結果、食材ごとに価格の変動パターンが異なることが分かり、そこから開発が始まりました。
でも、それってみともとスーパーの価格が上がれば、どのレシピも一律で高くなってしまうんじゃないんですか?
実は、食材によって値動きが全く違います。キャベツのように時期によって3倍以上に跳ね上がる食材もあれば、鶏肉や豆腐、しいたけのように年間を通じて価格が極めて安定している「お手頃キープ」な食材もあるんですよ。
なるほど!じゃあ、その安定した食材を組み合わせれば、栄養を保ったまま食費を抑えられるということですか?
まさにその通りです。おいしい健康は、管理栄養士が監修したレシピを価格変動パターンで4つに分類し、価格が安定しているレシピを優先的に提案する 食費推定AI を開発しました。
AI を使うことで、一人ひとりの健康状態に合わせつつ、予算内の献立を自動で作ってくれるのは便利ですね。
AIというのは「人工知能」のことで、大量のデータから最適なパターンを自動で導き出す技術です。今回は物価高という社会課題に対し、ヘルスケア企業が フードテック を駆使して、家計と健康の両面から生活者を支援する新しい潮流が生まれています。
なるほど、技術が身近な生活の困りごとを解決してくれるんですね。とても勉強になりました!

