プレスリリース要約

臨床試験ソリューション大手のメディデータは、中枢神経系(CNS)領域の臨床試験デジタル化を加速するため、Cogstate社との戦略的提携拡大を発表しました。超高齢社会を背景に認知症などの新薬開発が急務となる日本において、デジタル技術を活用して臨床試験の精度向上と効率化を目指す動きとして注目されます。

メディデータ・ソリューションズは、Cogstate社との日本国内における戦略的提携を拡大し、中枢神経系(CNS)領域の臨床試験における電子臨床アウトカム評価(eCOA)の導入を推進します。日本の65歳以上人口は過去最高の29.4%に達し、2040年には認知症高齢者が580万人に達すると予測される中、アルツハイマー病をはじめとするCNS疾患の新薬開発は極めて重要な課題です。両社は協業を強化することで、日本を主要な戦略拠点と位置づけ、国内のバイオ製薬企業や医療機関に対して、臨床試験の成功確率を高めるデジタル環境の提供を目指します。

今回の提携拡大により、メディデータの臨床開発プラットフォームと、Cogstateのデジタル認知機能評価ソリューションが統合されます。具体的には、世界的に普及している「Medidata Rave EDC」やCNS試験向け「Medidata eCOA」を活用し、施設用タブレットでの複雑な評価、音声録音機能、スマート転記機能などを提供します。これにより、データのスコアリング精度向上と評価者の負担軽減を両立させます。また、神経心理学の専門家である坂本麻衣子博士が参画し、日本の臨床現場や規制要件に合わせた最適化を支援する体制を整えました。

Journalポイント

編集部

実はこれ、認知症などの 脳の病気の臨床試験 を劇的にスピードアップさせ、データの信頼性を高める非常に重要な取り組みなんです。

え、そうなんですか? 臨床試験って、お医者さんが患者さんと直接対話して細かく評価するものだと思っていました。

読者
編集部

その通りです。ただ、従来の紙ベースの評価では、評価者の主観が混ざりやすく、データの転記ミスやばらつきが課題でした。そこで今回はそこを デジタル技術 で標準化しようとしています。

なるほど。でも、タブレットなどのデジタル端末を使うだけで、そんなに劇的に試験の結果が変わるものなんですか?

読者
編集部

ええ、大きく変わります。例えば、タブレットでの手書き入力や、音声を自動で録音・転記するスマート機能によって、評価者の負担を減らしつつ データの入力ミス を防ぐことができるんです。

確かにそれなら正確ですね。ところで、臨床試験を効率化する手法として DCT という言葉を最近よく耳にしますが、それとは何か関係があるのでしょうか?

読者
編集部

DCT というのは『分散型臨床試験』のことで、患者が病院に行かずに自宅などで治験を受けられる仕組みです。今回の提携は、このDCTの高度化を強力に後押しし、患者の負担を大幅に軽減するものなんですよ。

自宅にいながら正確な検査ができれば便利ですね。他の製薬会社や医療機関もこうしたデジタル化に動いているのですか?

読者
編集部

はい。実はライフサイエンス業界全体が 臨床試験のデジタルトランスフォーメーション へと急速にシフトしています。特に日本は高齢化が進んでいるため、世界からもその動向が注目されています。

超高齢社会の日本だからこそ、デジタル技術での新薬開発の効率化が急務なんですね。とても勉強になりました!

読者
メディデータ・ソリューションズ株式会社 ニュース要点の図解

メディデータ・ソリューションズ株式会社

代表
ン・クィー・ペング
所在地
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー29階
URL
www.medidata.com/jp
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