プレスリリース要約
土木DXスタートアップのMalmeは、中堅ゼネコンの矢作建設工業との資本業務提携を発表しました。本提携により、Malmeが持つAIやデータ基盤技術と、矢作建設工業が培ってきた設計・施工の豊富なノウハウを融合。建設業界の大きな課題である生産性向上に向け、実効性の高い「建設DX」の共同開発と社会実装を目指します。
土木業界に特化したDXサービスを展開する株式会社Malmeは、2026年6月12日、矢作建設工業株式会社との間で資本業務提携契約を締結したことを公表しました。Malmeは2021年創業のスタートアップで、生成AIや図面管理、AI設計などの技術を強みとしています。一方、矢作建設工業は1949年設立の歴史あるゼネコンであり、設計から施工にわたる広範な現場知見を有しています。今回の提携により、両社は経営資源を相互に活用し、設計・施工領域におけるデジタル技術の実装を加速させ、持続的な成長基盤を構築する考えです。
具体的な取り組みとしては、矢作建設工業が実際の建設現場で直面している課題やノウハウを、Malmeのプロダクト開発にフィードバックする体制を構築します。これにより、現場のニーズに即した実用的なAI・データ基盤技術の社会実装を推進します。ターゲットとなるのは、人手不足や技術伝承に悩む建設コンサルタントやゼネコンなどの土木・建築事業者です。図面照査の自動化やAI設計支援などのSaaSプロダクトを通じて、設計から施工までのプロセスを効率化し、業界全体のDXを牽引することを目指しています。
Journalポイント
実はこれ、単なるシステム受託開発の協力ではなく、老舗ゼネコンが持つ現場の泥臭いノウハウを、スタートアップのAIに直接学習させるための非常に強力なタッグなんです。
え、現場のノウハウをAIに?建設の仕事って、現場ごとに状況が違ってAIで自動化するのは難しいイメージがありますが。
おっしゃる通りです。だからこそ、これまでは熟練技術者の「勘と経験」に頼る部分が大きかったんです。しかし、今の建設業界は深刻な人手不足に直面しており、技術の伝承が追いつかないという大きな課題があります。
なるほど。でも、それってもともと図面をデジタル化するような、一般的なDXを導入すれば解決するんじゃないんですか?
DXというのはデジタルトランスフォーメーションのことで、デジタル技術でビジネスや業務を根本から変革することを指します。単に図面をPDFにするだけでは不十分で、たとえば図面の自動照査やAIによる設計支援など、業務プロセスそのものをAIで自動化・効率化することが本当のDXなんです。
なるほど、ただのデジタル化とはレベルが違うんですね!じゃあ、今回の提携によって具体的には現場のどんな業務が、どれくらい楽になるのでしょうか?
たとえば、これまでは人間が何日もかけて行っていた複雑な図面チェックや、過去の施工データの検索が、数分から数時間に短縮される可能性があります。これによって、技術者はよりクリエイティブな計画業務に集中できるようになります。
それはものすごい効率化ですね!ちなみに、他のゼネコンや建設スタートアップも、似たような共同開発を進めているのでしょうか?
はい、実は業界全体が「技術の抱え込み」からオープンイノベーションへとシフトしています。自社だけで開発するのではなく、スタートアップのスピード感を取り入れて、いち早く実用的なツールを現場に投入する動きが主流になりつつあります。
老舗企業の知見とスタートアップの技術が組み合わさることで、業界全体のデジタル化が一気に加速しそうですね。とても勉強になりました!

株式会社Malme
- 代表
- 高取佑
- 所在地
- 東京都新宿区西新宿2丁目6−1 新宿住友ビル 24階
- URL
- malme.net
