プレスリリース要約
公益財団法人パブリックリソース財団と三井住友信託銀行が共同開発した日本初のドナー・アドバイズド・ファンド「DAFあらた」にて、第1号となる「謝縁教育基金」の本格運用が開始されました。寄付金を原資に金融商品で運用し、その元本と運用益で永続的な社会貢献を目指す、新しい資金循環モデルとして注目を集めています。
パブリックリソース財団は、三井住友信託銀行と協働で開発した日本初のドナー・アドバイズド・ファンド(DAF)「DAFあらた」において、第1号基金「謝縁教育基金」の運用を2026年5月初旬より開始しました。本基金は2026年3月に開設され、寄付者である角方正幸氏の寄付金を原資とした金融商品の購入を完了したことで、本格的な始動に至りました。運用商品には三井住友トラスト・アセットマネジメントの「世界経済インデックスファンド」が選定されており、中長期的な視点でのグローバルな資産配分を通じて、着実な基金の成長を目指します。
「DAFあらた」は、寄付者が自ら設立したオリジナル基金を通じて、社会課題解決に取り組む団体を支援できる仕組みです。寄付金は三井住友信託銀行の投資信託で運用され、その元本と運用益が支援原資となります。支援先は、パブリックリソース財団が有する「寄付適格認証団体データベース」から厳選された信頼性の高い非営利団体の中から、寄付者の意向に沿って選択可能です。三井住友信託銀行による寄付の媒介は、当初はウェルス・マネジメント部門の顧客を対象とし、今後は順次取扱窓口を拡大していく計画です。
Journalポイント
実はこれ、単に寄付金が集まったというニュースではなく、日本の寄付市場における大きなパラダイムシフトを予感させる動きなんです。
え, そうなんですか?最近富裕層の間でもよく耳にするDAFという仕組みは、これまでの寄付と何が違うのですか?
DAFというのは『ドナー・アドバイズド・ファンド』の略で、寄付をした後も支援先の選定に関与できる基金のことです。従来の寄付と違い、自分の名前を冠した「オリジナル基金」として運用しながら、永続的に支援を行える点が画期的なんです。
なるほど。でも、それって自分でファンドを選んで運用するだけなら、普通の個人投資と何が違うんですか?
投資の運用益を自分の利益にするのではなく、社会課題の解決に取り組むNPOなどの活動資金として充当していく点が異なります。元本を運用で維持・成長させながら、生み出された果実を社会に還元し続ける「枯れない泉」のような仕組みなんです。
なるほど、社会貢献の仕組みが永続するのですね。でも、一般の寄付者が本当に信頼できる支援先を自分で見極めるのは難しくないですか?
そこは、パブリックリソース財団が持つ「寄付適格認証団体データベース」を活用します。厳しい審査を通過した信頼性の高い団体がリストアップされているため、寄付者は迷わずに社会的インパクトの高い支援先を選択できます。
素晴らしい仕組みですね。三井住友信託銀行以外の金融機関でも、こうした取り組みは広がっているのでしょうか?
はい。欧米ではすでに巨大な市場ですが、日本でも人生100年時代の資産承継の手段として、業界全体がフィランソロピー(慈善活動)支援へシフトしています。単なる資産管理から、社会的価値を生み出す運用へと金融の役割が広がっています。
自分の資産が回り回って次の世代の教育や社会のために活かされるのは素敵ですね。とても勉強になりました!

公益財団法人パブリックリソース財団

- 代表
- 久住 剛
- 所在地
- 東京都中央区入船2丁目3−6 細矢ビル3階
- URL
- www.public.or.jp
