プレスリリース要約
制御盤メーカーの友伸エンジニアリングは、着用した作業着を「世界にひとつだけの職人デニム」として再生・販売する「職人デニムプロジェクト」を始動しました。広島県尾道市の地域プロジェクトと連携し、現場の職人が1年間穿き込んだ国産デニムをユーズド品として流通させることで、技術の可視化と採用強化を目指します。
本プロジェクトは、ものづくりの現場で働く職人が、国産デニム(「尾道デニムプロジェクト」のオリジナルデニム「PJ001」など)を作業着として約1年間着用する取り組みです。日々の業務で生じる汚れや色落ち、擦り切れを「職人のキャリアと働いた証」として価値化します。着用後のデニムは「尾道デニムプロジェクト」を通じて委託販売され、新品時の価格(24,200円)を超えて売却された場合の差額分は、着用した本人に還元されるユニークな仕組みを導入しています。
導入の背景には、従来の「作業着は消耗品」という常識を覆し、衣服を通じて職人の仕事の価値や楽しさを可視化したいという狙いがあります。一着ごとに異なるエイジング(経年変化)は、職人の個性を表すストーリーとなり、ものづくりに関心を持つ若い世代への強力な採用ブランディングとしても機能します。さらに、国産デニムの活用による国内製造業の支援や、使い捨てを減らすサステナビリティ(SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」)への貢献も視野に入れています。


Journalポイント
実はこれ、職人さんが現場で1年間着古した作業着のデニムが、ストーリーという付加価値によって、新品以上の価格で売れる可能性もあるプロジェクトなんです。
え、使い古した作業着が高く売れるんですか?普通はボロボロになったらゴミとして捨ててしまいますよね。
そうなんです。現場でつく傷や塗料の汚れは、職人さんが真剣に仕事に向き合った「勲章」になります。今回はそれを価値に変える尾道デニムプロジェクトとコラボすることで、職人の技術や誇りを可視化し、次の世代へ受け継ぐことを目指しています。
でも、本当にそんなに都合よくデニムが育つものなんですか?職種によって汚れ方も全く違いそうですが。
そこがこの企画の醍醐味です。溶接の火花による焦げや、配線作業で擦れた膝など、職種ごとに異なるエイジングが刻まれます。今回は新品価格24,200円の国産デニムを着用し、1年後に世界に一つのユーズドデニムとして委託販売します。
なるほど!職人の個性がデザインになるんですね。これって知名度に悩むB2B企業の採用ブランディングとしても有効なのでしょうか?
B2Bとは企業間取引を行うビジネスモデルのことです。本件のような電子機器メーカーは一般認知度が低くなりがちですが、『ここで働くとデニムが育つ』という遊び心のある発信は、ものづくりに関心がある若い世代への強いアピールになり、採用の差別化に直結します。
確かに、これなら会社の雰囲気が一目で伝わりますね。他の業界でも、同じように作業着をブランド化する動きはあるのでしょうか?
はい。農業や漁業、建設業などでも、現場の『かっこよさ』を伝えるためのウェア開発が活発です。作業着を単なる消耗品ではなく、企業の姿勢やサステナビリティを体現する『メディア』として捉え直す動きは、業界を問わず大きな潮流になりつつあります。
現場のリアルな営みがブランド価値になるなんて、とても勉強になりました。自社でも応用できそうな視点ですね!


