プレスリリース要約
キリンビール株式会社は、飲食業界の深刻な課題である高い廃業率や人手不足の解決に向け、デジタルを活用した新規開業者向けコミュニティサイト「CHEERS FRONTIER」を2026年6月15日に開設しました。長年培った飲食業界とのネットワークとデジタル技術を融合させ、持続可能な店舗経営を支援する新たな試みとして注目されます。
近年の飲食業界は、消費者ニーズの多様化に加え、深刻な人手不足、人件費や原材料費、物流費の高騰などにより、極めて厳しい経営環境に直面しています。特に新規飲食店は開業後の廃業率が高く、持続的な経営体制を築くことが極めて難しいという課題を抱えています。こうした背景から、キリンビールは長年にわたり酒類メーカーとして飲食店とともに歩んできた経験と知見、強固なネットワークを活かし、デジタル技術を掛け合わせることで業界の持続的成長を後押しする取り組みを開始しました。
その第1弾として始動した「CHEERS FRONTIER」は、飲食店の開業を目指す人々を対象としたコミュニティプラットフォームです。経験豊かな先輩オーナーに直接悩みを相談できる機能や、キリンビール社員および多様な専門家がメニュー開発や物件取得、事業計画の策定といった実務的な課題に回答するサポート体制を備えています。また、100店舗以上の出店を支援してきたプロが監修する体系的な開業ノウハウコンテンツも提供し、開業志望者の不安や孤独を解消します。

Journalポイント
実はこれ、お酒の販売促進ではなく、飲食店の『廃業率を下げること』を本気で目指すプラットフォームなんです。
え、ビール会社なのにビールの売り込みじゃないんですか?それってどういうことですか?
実は今、飲食業界は人件費や原材料費の高騰で非常に厳しい状況にあります。特に新規開業者は情報不足で孤立しやすく、早期に廃業してしまうケースが多いという課題があるんです。
でも、それってもともと不動産業者やコンサルタントが相談に乗る領域じゃないんですか?
確かにそうですが、キリンビールには長年100店舗以上の出店を支援してきた店舗開発のプロや、全国の飲食店との強力なネットワークがあります。その信頼性の高いノウハウをデジタルで一元化して無料で提供できるのが強みなんです。
なるほど!じゃあ、キリンビールが『頼れる相談相手』になることで、将来的に自社製品を選んでもらうファン作りをしているわけですね?
B2Bというのは企業間取引のことで、まさにその通りです。開業前の最も不安な時期に寄り添ってくれたブランドに対しては、開業後も強い信頼関係が生まれますよね。デジタルを活用することで、少人数でも多くの開業志望者を効率的にサポートできる仕組みになっています。
他の飲料メーカーや大手企業も、似たようなデジタル支援をしているんですか?
はい、実は業界全体が単に商品を売るだけでなく、顧客の経営課題を解決するソリューション提供型ビジネスへシフトしています。キリンも2026年末には既存店向けの「CHEERS NAVI」を展開し、開業前から開業後まで一気通貫で支援する計画です。
商品の価値だけでなく、顧客の成功伴走する姿勢がこれからの時代は重要なんですね。勉強になりました!

