プレスリリース要約
株式会社Claboが暗号資産投資経験者746名を対象に実施した調査によると、全体の4割以上がハッキング被害を経験していることが分かりました。特にセキュリティ対策に自信がある層ほど被害率が高いという逆説的な実態が明らかになり、Web3領域における新たな資産防衛のあり方が問われています。
調査結果によると、暗号資産投資家の40.9%が何らかの不正アクセスやハッキング被害を経験しており、そのうち11.9%が実際に資金喪失に至っています。最も注目すべきは、セキュリティ対策に「自信がある」と回答した層の被害率が60.6%に達し、対策をしていない層を大きく上回っている点です。これは、防衛意識が高い層ほどオンチェーンでの取引やDeFiプロジェクトへの参加など活発に活動しており、結果として攻撃の標的にさらされやすいという逆説的な構造を示しています。
年代別では20代の被害経験率が65.3%と突出しており、SNS経由の情報収集やアクティブな投資行動がリスクを高めていると分析されています。また、投資歴1〜2年目の層で被害経験率が51.4%とピークに達しており、取引やウォレット管理に不慣れな参入初期が最も狙われやすい実態も浮き彫りになりました。一方で、投資歴5年以上の熟練層では資金喪失率が8.0%に抑えられており、経験に伴うリスク回避能力の向上が見られます。


Journalポイント
実はこれ、セキュリティ対策に自信がある人ほどハッキング被害に遭いやすいという意外な結果が出ているんです。
え、そうなんですか?普通は対策をしている人の方が安全なはずですよね。どうしてそんな逆転現象が起きるんですか?
実は今、暗号資産の取引において、防衛意識が高い活発な投資家ほど、DeFiなどの新しい仕組みに積極的に参加する傾向があるからなんです。
DeFiって最近よく聞きますけど、具体的にはどのようなものなんですか?専門知識がなくても分かりますか?
DeFiというのは分散型金融のことで、仲介者を挟まずブロックチェーン上で取引を行う仕組みです。利回りが期待できる一方、プログラムの隙を狙った高度なハッキングの標的になりやすく、活発な層ほど攻撃に遭遇する機会が多いのが実態です。
なるほど!活発に動くからこそ、罠にかかる確率も上がってしまうわけですね。投資歴によっても差はあるんですか?
はい、投資を始めて1〜2年目の初心者層に被害が集中しており、被害率は51.4%に達しています。ウォレットの扱いに慣れていない時期が最も狙われやすいのです。
他のセキュリティ企業や業界全体でも、同じような対策強化の動きは進んでいるのでしょうか?
実は業界全体が「トラストレス」、つまり相手を信用しない前提のセキュリティ設計へとシフトしています。企業側が安全なシステムを提供するだけでなく、ユーザー自身が不審なリンクを踏まないような教育や、リスクを検知するツールの開発が急ピッチで進められているんですよ。
なるほど、技術だけに頼るのではなく、自分自身の知識も常にアップデートしていかないいけないのですね。勉強になりました!

株式会社Clabo

- 代表
- 上野育真
- 所在地
- 東京都港区六本木一丁目4番5号 アークヒルズ サウスタワー16階
- URL
- www.clabo-inc.co.jp
