プレスリリース要約
HPCシステムズとRDサポートは、研究開発DXを推進する組織向けに「HPC活用支援人材紹介サービス」の提供を開始しました。高性能な計算環境の構築と、それを使いこなす専門人材の獲得をワンストップで支援するこの提携は、創薬や材料開発における「インフラは導入したが動かせる人がいない」という課題を解決します。
近年、創薬や材料、化学、半導体などの分野において、AIやマテリアルズ・インフォマティクス(MI)、CAE解析を活用した研究開発DXへの投資が拡大しています。特に、HPC(高性能計算)を用いたシミュレーションは開発スピードの劇的な向上に不可欠です。しかし、高額な計算環境を導入しても、それを研究テーマに適用し、解析結果を実際の開発プロセスへ還元できる実務人材の不足が、産官学共通の深刻なボトルネックとなっていました。今回の提携は、この「インフラ導入」と「人材確保」のギャップを埋めるためのものです。
具体的には、HPCシステムズが顧客企業の計算環境を構築・整備する際、人材面に課題を抱える企業に対してRDサポートを紹介します。RDサポートはバイオ・ライフサイエンス領域に強みを持つ人材支援企業であり、顧客の状況に合わせて人材派遣、直接雇用の人材紹介、さらには週数日からのプロ人材シェアリング(業務委託)など、柔軟な契約形態で最適な体制構築を支援します。これにより、AIやMI、CAEなどの高度専門領域における解析実務や運用管理の立ち上げをスムーズにし、プロジェクトの実行力を高めることが可能です。


Journalポイント
実はこれ、研究開発DXを成功させるための「ミッシングリンク」を埋める、非常に現実的なソリューションなんです。
え, そうなんですか? 計算環境と人材って、これまで別々に調達するのが当たり前だと思っていました。
実は今、多くの企業が マテリアルズ・インフォマティクス(MI) などの導入を進めていますが、計算環境を作っても「動かせる人がいない」という致命的な課題に直面しているんです。
マテリアルズ・インフォマティクスという言葉を聞いたことがありますが、それってどういうことですか?
マテリアルズ・インフォマティクスというのは、AI技術を使って新材料を効率的に開発する手法のことです。実験を繰り返す代わりにシミュレーションを行うため、高度な計算環境と専門知識の両方が必要になります。
なるほど!じゃあ、これまではせっかくのシステムが宝の持ち腐れになっていたってことですか?
その通りです。たとえば数千万円規模の HPC(高性能計算) インフラを導入しても、解析実務ができる人材がいなければプロジェクトは進みません。今回の提携により、そうした専門人材を派遣や業務委託など最適な形で即座にアサイン可能になります。
他の会社でも、こういった研究開発に特化した人材紹介はよく行われているのでしょうか?
一般的なIT人材紹介は多いですが、バイオや化学といった「理系専門領域」と「高度IT・計算科学」の双方を理解した人材に特化したマッチングは極めて珍しく、両社の強みが融合した独自の強みとなっています。
インフラと専門人材をセットで揃えてこそ、真のDXが推進できるんですね。勉強になりました!

