プレスリリース要約
オンワードグループでギフト事業を担う大和は、高知工科大学およびNODEと産学連携プロジェクトを推進し、AIやアバターを活用した新たなカジュアルギフトサービスの試作品を公開しました。縮小するフォーマルギフト市場から、成長を続けるカジュアルギフト市場へのシフトを見据えた、事業構造変革の新たな一手として注目されます。
株式会社大和は、高知工科大学データ&イノベーション学群および株式会社NODEと連携し、2025年11月から2027年3月までの17カ月間にわたるPBL(課題解決型学習)プロジェクトを実施しています。この取り組みの成果として、2026年6月5日・6日に開催された『D&I EXPO 2026』にて、学生たちが企画・開発した新しいギフトサービスの試作品を披露しました。本プロジェクトは、変化するギフト市場における新たな価値創造を目指し、市場分析からサービス企画、プロトタイプ開発までを学生主導で進める本格的な産学連携の試みです。
今回公開された試作品は、贈り手の『感情や熱量』を届けることに焦点を当てたカジュアルギフトサービスです。主な機能として、対話形式で相手との関係性やシーンを整理し最適な候補を提案する『ギフト専用AI』と、文字だけでは伝わりにくい感謝や応援の気持ちを表情や動きで表現する『アバター機能』の2つを搭載しています。これにより、手軽に贈れる一方で形式的になりがちというカジュアルギフトの課題を解決し、受け取り手の心理的負担を軽減しつつ、より豊かなコミュニケーションを実現することを目指しています。


Journalポイント
実はこれ、単なる学生のアイデア出しではなく、17カ月かけて市場分析からプロトタイプ開発、そして実際の事業化までを見据えた本気のプロジェクトなんです。
え、17カ月もかけるんですか?普通のインターンシップや短期の産学連携とは規模感が全く違いますね。なぜそこまで本格的に取り組んでいるんでしょうか?
背景には、従来のカタログギフトのようなフォーマル市場が縮小し、日常的に贈り合うカジュアルギフトへのシフトという、大和が抱える切実な経営課題があるんです。
ギフトを贈る習慣自体が、時代に合わせて変化しているんですね。でも、カジュアルギフトなら手軽なサービスがすでにたくさんあるのでは?
確かに手軽ですが、その一方で『気持ちが伝わりにくい』という課題があります。そこで、ギフト専用AIで相手への想いを整理し、アバターで表情豊かに届ける仕組みを開発したんです。
なるほど!AIとアバターを組み合わせることで、温かみのあるデジタルギフトにするわけですね。実際にユーザーに使ってもらって評価はどうだったんですか?
展示会で地域住民に試作品を体験してもらい、5段階評価の投票やアンケートで生の声を集めました。今後はそのデータを分析し、さらに個別インタビューを行ってアイデアをブラッシュアップしていく計画です。
なるほど。他の企業でも、こうしたギフト業界のDXやAI活用は進んでいるんでしょうか?
DXというのはデジタルトランスフォーメーションのことで、デジタル技術を用いてビジネスモデルや生活を変革することを指します。実はギフト業界全体がこのDXへシフトしており、単なる『モノの配送』から『デジタルを通じた体験価値の提供』へと競争の軸が移っているんです。
ギフトもモノから体験の時代なんですね。今回のプロジェクトがどう事業化されるのか楽しみです。勉強になりました!


