プレスリリース要約
グローバルファッションブランドの「コーチ」は、Z世代のクリエイターやコミュニティと共同制作する新しいコンテンツシリーズ「&Coach」を発表しました。従来の憧れを提示するラグジュアリーのあり方から脱却し、現代の若者たちが自らアイデンティティを形づくるプロセスに寄り添う、新たなマーケティング手法として注目されます。
タペストリー・ジャパン合同会社が展開するブランド「コーチ」は、Z世代コミュニティやカルチャーを牽引するクリエイターたちと協働し、コンテンツシリーズ「&Coach」を始動しました。これは単なる一過性のキャンペーンではなく、参加や共同制作(コ・クリエーション)を通じて内側からストーリーを生み出していく、新しいラグジュアリーストーリーテリングのプラットフォームです。幾田りらやチャーリー・xcx、マララ・ユスフザイといった多様な分野で活躍するメンバーが参加し、ソーシャルファーストのストーリーを展開します。
このシリーズでは、飾らない日常のリアルな瞬間や、新しい一歩を踏み出す前の不安、自己表現の中で見出される静かな自信といった「親密で感情に響く瞬間」が描かれます。そこでは、コーチのバッグはステータスの象徴としてではなく、個人の自信を引き出すパートナーとして位置づけられています。固定されたキャンペーンの枠を超え、新しい視点やカルチャーの瞬間を取り込みながら進化し続ける仕組みとなっており、変化し続けるZ世代のアイデンティティに寄り添う設計が特徴です。


Journalポイント
実はこれ、ブランドが消費者に「教える」のではなく、Z世代と一緒にブランドの価値を作っていくという、まったく新しい試みなんです。
え、そうなんですか?ラグジュアリーブランドって、もっと高嶺の花というか、ブランド側がトレンドを決めるイメージがありました。
実は今、若い世代の間で「完璧な理想像」よりも「リアルな自分らしさ」を大切にする動きが強まっていて、従来の広告が響きにくくなっているという課題があるんです。
でも、それってもともとブランドが持っている高級感やステータスといった価値を薄めてしまうことにはならないんですか?
そこが面白いポイントです。今回のプロジェクトでは、バッグをステータスシンボルとしてではなく、挑戦する自分を支えてくれる相棒として描くことで、より深い情緒的なつながりを生み出しています。
なるほど!じゃあ、このプロジェクトを推進しているブランドの CMO の狙いは、具体的にどういったところにあるんですか?
CMOというのは最高マーケティング責任者のことで、マーケティング活動全体を統括する役職です。コーチのCMOは、ブランドが社会やカルチャーの中で意味ある存在であり続けるために、消費者を初期段階から巻き込んでストーリーを変化させていくことが不可欠だと考えているんですよ。
他のファッションブランドや、全く別の業界でも、同じように消費者を巻き込むような動きは起きているのでしょうか?
実はアパレルに限らず、飲料やコスメ業界などでも、ユーザーとコミュニティを作って商品開発やプロモーションを共創する流れが主流になりつつあります。ブランドの一方通行な発信から、双方向のコミュニケーションへのシフトですね。
ブランドと顧客の関係性が対等になっていくのですね。これからのビジネスのヒントになりそうです。勉強になりました!

タペストリー・ジャパン合同会社
- 代表
- エマヌエル・リュエラン
- 所在地
- 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 19F
- URL
- japan.coach.com
