プレスリリース要約
株式会社EXIDEAは、GoogleのAI Overviewにおける日本語検索結果約2万記事を対象とした大規模な分析結果を公開しました。SEOにおいて重要視されるE-E-A-T要素のうち、AIに最も引用されやすいのは「専門家監修」ではなく「出典・参照元の明示」であることが明らかになり、コンテンツ投資の優先順位に一石を投じています。
株式会社EXIDEAが実施した調査は、GoogleのAI Overview(AIO)が表示された日本語検索結果の19,826件のURLを対象に、どのようなコンテンツがAIの回答内で引用されているかを定量的に検証したものです。調査では、信頼性を担保するE-E-A-Tに関連する5つの項目(著者情報、専門資格・肩書き、専門家の意見引用、独自体験・レビュー、出典・参照元の明示)を抽出し、LLMを用いて自動分類した上で、多変量ロジスティック回帰分析を用いて各要素の独立した関連性を算出しました。
分析の結果、AIOへの引用と最も強い正の相関を示したのは「出典・参照元の明示」(オッズ比1.17)でした。次いで「著者情報の掲載」(オッズ比1.10)が続き、一方で「専門資格・肩書きの明示」はオッズ比1.02と相対的に弱い関連にとどまりました。さらに、「独自体験・レビュー」に関してはオッズ比0.87と、5項目のうち唯一マイナスの関連性を示す結果が得られており、主観的で再現性の低いコンテンツはAIの回答根拠として採用されにくい傾向が浮き彫りになりました。


Journalポイント
実はこれ、AI時代の検索対策において、これまでの E-E-A-T 対策の常識を覆すような発見なんです。
え、そうなんですか? 専門家の人に監修してもらうのが一番大事だと思っていました。
実は今、検索エンジンが情報を整理する上で、単なる肩書きよりも 情報の客観的な根拠 がどこにあるかを重視するようになっているという課題があるんです。
でも、それって元々はGoogleが推奨している SEO の一環ではないんですか?
SEO(検索エンジン最適化)というのは、検索結果の上位に自社サイトを表示させるための施策のことで、今回はその中でも特にAIが回答を生成する仕組みに焦点を当てています。数字で言うと、出典URLを明記している記事はそうでない記事に比べて、AIに引用されるオッズが 約1.17倍 に高まることが分かりました。
なるほど!じゃあ、その AIO に引用されるためには、個人の体験談をたくさん書くのも効果的ってことですか?
AIO(AI Overview)というのは、Google検索の画面上部でAIが質問に対する回答を自動生成する機能のことで、今回の分析ではこの回答の参照元として選ばれるための条件を調べています。実は今回の調査では、体験談を主軸にした記事の引用オッズ比は 0.87 と、5要素の中で唯一マイナスという結果でした。
他の会社も似たような分析や対策を進めているんでしょうか?
実は業界全体が、単なる文字量や専門家の名前貸しから、一次情報の精査 と適切なリンク配置へとシフトしつつあります。EXIDEAの調査でも、専門資格を具体的に明示できている記事は全体の 8.5% しかなく、まだ多くの企業が表面的な対策にとどまっているのが現状です。
情報の出所を正しく示すという、基本の徹底がAI時代にも重要なんですね。勉強になりました!


