プレスリリース要約
エイ・エイ・ピー・シー・ジャパンが運営する「グランドメルキュール伊勢志摩リゾート&スパ」は、2026年夏の限定イベントを発表しました。オールインクルーシブモデルを強みに、地域資源を活かした体験型コンテンツや地元専門店とのコラボを推進。宿泊価値を最大化する同ホテルの戦略は、サービス業のCX向上に多くの示唆を与えます。
グランドメルキュール伊勢志摩リゾート&スパ(三重県志摩市)は、2026年7月から9月にかけて、夏の滞在価値を高める多彩なイベントを開催します。同ホテルは宿泊料金に館内利用料やアクティビティが含まれる「オールインクルーシブ」を導入しており、今回のイベントも基本的に宿泊者は追加料金なしで体験可能です。昼夜で表情を変えるガーデンプールや、2026年4月に新設された三重県産木材をふんだんに使用した木育キッズスペース「的矢の杜(まとやのもり)」でのワークショップなど、ファミリー層を中心に幅広い世代が楽しめるプログラムを揃えています。
具体的なコンテンツとして、自然素材のジュートバッグにシーグラスなどをあしらうオリジナルバッグ作り体験を提供します。また、プールエリアではナイトプール時にライトアップやDJイベントを企画し、大人向けのリゾート空間も演出。さらに、志摩市の人気熟生ドーナツ専門店「BOUQUET ISESHIMA」のキッチンカーを誘致し、地元の特産品である伊勢茶や大内山牛乳を使ったスイーツを販売します。なお、当初予定されていたランタンイベントは開催見合わせとなりましたが、地域資源や地元事業者と深く連携した体験設計が特徴となっています。


Journalポイント
実はこれ、単なる夏のイベント企画に見えて、実はホテルの LTV を最大化させるための、緻密な顧客体験設計が隠されているんです。
え、LTVですか?それってどういうことでしょうか。ホテル業界でもそこまで重要視される指標なのですか?
LTVというのは顧客生涯価値のことで、一人の顧客が取引期間を通じて企業にもたらす利益の総額のことです。解説すると、今のホテル業界は「宿泊」という機能の提供だけでなく、いかにリピートしてもらいファンになってもらうかという関係性構築が最重要課題になっているんです。
なるほど。でも、オリジナル体験プログラムを自社でたくさん用意するのって、コストも人手もかかって大変じゃないですか?
そこがポイントです。今回の取り組みでは、地元の人気ドーナツ店をキッチンカーで誘致したり、三重県産木材 を活用した常設スペースを使ったりしています。外部の地域資源やパートナーを上手に巻き込むことで、自社の運営負荷を抑えつつ、魅力的なコンテンツを揃えているんですよ。
なるほど!自社だけで抱え込まずに地域の事業者と協業することで、お互いにメリットがある持続可能な体験価値を作っているわけですね。
その通りです。さらに オールインクルーシブ という「財布を開かない心地よさ」と組み合わせることで、顧客の心理的ハードルを下げ、満足度を劇的に高めています。このシームレスな体験設計が、他社との強力な差別化要因になります。
観光業以外の一般的なビジネスや他業界でも、こうした「体験のセット化」や地域協業の動きは増えているのでしょうか?
はい。製造業が製品販売からサービス提供へシフトする サービタイゼーション や、不動産業がコミュニティ運営に乗り出すなど、業界を問わず「モノからコトへ」のシフトが進んでいます。顧客との接点を「点」から「線」に変える設計が求められています。
単なるイベント開催ではなく、顧客との長期的な関係構築を見据えた戦略的な仕掛けなんですね。勉強になりました!

エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン株式会社

- 代表
- ディーン ティオピラ ダニエルズ
- 所在地
- 東京都港区 虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア13階
- URL
- all.accor.com
