プレスリリース要約
物流事業者向けSaaSを提供するX Mile株式会社は、CLO(物流統括役員)選任後の課題に直面する企業向けに開催されたカンファレンス「物流DX未来会議 AFTER ACTION」のアーカイブ配信を開始しました。2024年問題や法改正を経て、実務を動かすためのリアルな現場の実践知が公開され、注目を集めています。
本アーカイブは、2026年5月20日から22日にかけて「産業DX総合展 2026 春 大阪」内で初開催されたカンファレンスの全セッションを収録したものです。イベントには、物流企業や荷主企業、運送事業者が一堂に会し、法改正に伴うCLOの選任後に「次の一手」をどう打つべきかという実践的なテーマについて議論が交わされました。当日参加できなかった層や、セッションを振り返りたいという多くの要望に応える形で、全セッションの動画が公開されることとなりました。
プログラムでは、長瀬産業による化学品AI共同物流マッチングサービスや、AGCが発起人となった共同輸送プラットフォーム「traevo noWa」の事例など、具体的な共同輸送の取り組みが紹介されています。また、フィジカルインターネットセンターやセイノーホールディングス、花王などのキーパーソンが登壇し、有事におけるサプライチェーンの脆弱性への対策や、経営視点での物流改革、CLOの組織権限のあり方など、多角的な視点から次世代の物流戦略が提示されています。
Journalポイント
実はこれ、単なる事例紹介ではなく、競合他社や異業種が手を取り合う「共同輸送」のリアルな舞台裏が明かされているんです。
え、そうなんですか?ライバル企業同士が協力するなんて、情報漏洩のリスクとか調整がすごく難しそうですが、どうやっているんですか?
実は今、化学品や一般貨物の分野で深刻な積載率の低下や帰り便の空車問題という共通の課題があって、自社単独での最適化は限界を迎えているんです。だからこそ、お互いの痛みを共有してプラットフォームを作る動きが加速しています。
でも、それってもともと国が主導して進めるような大規模な話じゃないんですか?民間企業が主導できるものなのですか?
たとえばAGCが発起人となったプロジェクトでは、あえて「荷姿は入力しない」「マッチングまで匿名」という常識破りのシステムを構築して、すでに50社以上の荷主を巻き込んでいます。条件をシンプルにすることで、連携のハードルを劇的に下げた好例ですね。
なるほど!じゃあ、デジタル技術であるDXやシステムを活用すれば、これまで繋がらなかった企業同士が簡単に繋がれるってことですか?
DXというのは「デジタルトランスフォーメーション」のことで、データやデジタル技術を用いてビジネスモデルや業務を根本から変革することです。今回の例で言えば、長瀬産業が構築した「化学品AI共同物流マッチング」のように、データを活用して最適なマッチングを自動化しています。
他の会社も似たようなことしてるんですか?例えばセイノーのような大手運送会社などはどう動いているのでしょう。
実は業界全体が、自前主義からJV(共同事業)などによる機能補完へシフトしています。セイノーホールディングスなども、共同事業による物流機能の高度化を実践しており、業界の枠を超えたアライアンスが標準になりつつあります。
なるほど、単なるデジタル化だけではなく、業界全体の構造改革がすでに始まっているのですね。大変勉強になりました!

