プレスリリース要約
ローランド ディー.ジー.は、全日本物流改善事例大会2026において、同社SCM部門の2つの物流改善事例が優秀事例に選出されたと発表しました。積載シミュレーションの導入による輸送効率化と、部品梱包の設計見直しによるコスト削減という、現場起点かつ部門横断のデジタルアプローチが今、大きな注目を集めています。
ローランド ディー.ジー.は、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会等が主催する「全日本物流改善事例大会2026」において、SCM部門の2つの取り組みが優秀事例に選ばれました。1つ目は「四者間での海上コンテナ積載イメージ共有による満載受注の実現」です。従来は調整に時間を要していた海外顧客や社内関係部門との合意形成を、積載シミュレーションツールの導入による視覚的情報の共有で迅速化。コンテナ充填率の向上と輸送コンテナ本数の削減を達成し、CO2排出量削減や物流の2024年問題への対応に貢献しました。
2つ目の事例は「Service parts ASSY(製品修理・保守用部品ユニット)の梱包改善による物流コスト削減」です。輸送時のダメージ課題に対し、部品の形状や重量、重心位置に合わせた新たな梱包仕様を設計・評価しました。これにより、梱包に起因する輸送ダメージを低減させ、年間約61万円、累計で約480万円のコスト削減を見込んでいます。さらに、品質チェック工数を1台あたり約10分削減するなど、現場の作業効率化と品質維持の両立を同時に実現しました。


Journalポイント
実はこれ、単にコンテナに荷物を詰め込む工夫をしただけでなく、関係者全員の意思決定スピードを劇的に変えた取り組みなんです。
え、そうなんですか?物流の改善というと、現場でテトリスのように荷物を効率よく積むだけのイメージでした。
実は今、海上運賃の高騰や2024年問題があって、コンテナをいかに満載にするかが重要です。しかし、従来は図面や文章でのやり取りだったため、海外顧客との調整に膨大な時間がかかっていました。
scenicでも、それってもともと現場のベテランの勘や経験を頼りにして、なんとかやりくりするものではないんですか?
そこがポイントです。今回は積載シミュレーションを導入し、状況を可視化しました。これにより、受注、ロジスティクス、海外顧客、出荷現場の四者が一目で同じイメージを共有できるようになりました。結果、輸送効率が向上しCO2削減にも繋がっています。
なるほど!言葉で説明するより、画像で見せる方が、国籍や部門の壁を超えて一瞬で合意形成ができますね。ちなみに梱包の改善はどうですか?
修理部品の梱包では、製品の重さや重心に合わせた設計を行い、輸送ダメージを減らしました。これで年間約61万円、累計で約480万円のコスト削減を見込んでいます。現場の分析力で品質とコストを両立させた好例ですね。
素晴らしいですね。こうしたデジタルやデータを活用したDXは、他の製造業でもかなり進んでいるのでしょうか?
DXというのはデジタル技術を活用して業務やビジネス構造を変革することのことで、今や製造業の必須課題です。実は多くの企業が、単なる現場のコスト削減から、データを活用したサプライチェーン全体の最適化へシフトしています。
データを共通言語にすることで、社内も社外も一つのチームのように動けるようになるんですね。とても勉強になりました!


