プレスリリース要約
リーガルテック株式会社は、電子材料メーカー向けに特許調査前の情報整理を効率化する「AI調査前整理ワークフロー」の提供を開始しました。表記の揺れやデータの散在による検索漏れを防ぎ、属人化しがちな知財業務の標準化を支援する注目のサービスです。
リーガルテック株式会社が2026年6月19日に発表した「AI調査前整理ワークフロー」は、電子材料メーカーの研究開発および知財部門を対象とした新サービスです。電子材料分野の特許調査(先行技術調査やFTO調査)では、同一の材料であっても化学名、商品名、略称などが混在し、検索漏れが生じるリスクが課題となっていました。本サービスは同社のAIデータプラットフォーム「IPGenius」を基盤とし、調査前の煩雑な情報整理プロセスを自動化・標準化することで、調査工数の削減と品質の安定化を実現します。
本ワークフローでは、特許明細書や研究ノートから、配合組成、硬化などの試験条件、耐熱性や密着性といった評価項目をAIが自動で抽出・整理します。さらに、先行技術調査に不可欠な検索語候補の生成や、他社技術との比較軸の整理までをカバー。これにより、従来は担当者の経験に依存していた調査準備業務を標準化し、異動や退職に伴う知識継承のロスを防ぎます。今後は材料・化学・食品・化粧品など、他分野へのテンプレート拡充も計画されています。
Journalポイント
実はこれ、特許を実際に検索する「前」段階の、表記のバラつきを整えたりデータを抽出したりする作業をAIで自動化するものなんです。
え、そうなんですか?特許調査って、調べたいキーワードを入力すればシステムが自動で綺麗に検索してくれるものだと思っていました。
実は電子材料の分野では、同じ素材でも商品名や化学名、略称など 表記の揺れ が非常に多く、検索漏れが多発する課題があります。そのため、調査前の情報整理に膨大な時間がかかっていたのです。
なるほど。でも、それってもともと人間が気をつけて手作業でリストアップすれば済む話じゃないんですか?
たとえばエポキシ樹脂一つとっても、実験ノートや他社特許によって書かれ方がバラバラなんです。これを手作業で整理すると、担当者の経験によって精度に ばらつき が出てしまいます。
なるほど!じゃあ、AIがその面倒な表記の統一や、散らばった実験データの比較軸づくりを代わりにやってくれるということですね?
その通りです。AIプラットフォームの「IPGenius」を使って、過去の特許や研究ノートから「配合比率」や「評価条件」を自動で抽出し、整理された形式で保存・蓄積します。
プレスリリースに登場した「FTO調査」という言葉が気になったのですが、これはどういう意味なんですか?
FTOというのは、自社の技術が他社の特許を侵害していないかを事前に確認する調査のことで、開発を進める上で非常に重要なプロセスです。この調査の前に自社材料の構成要素をAIで整理しておくことで、調査漏れを防ぐことができます。
他の競合メーカーなども、こういったAIを使った知財の効率化、いわゆる「DX」を積極的に進めているのでしょうか?
DXというのは、デジタル技術を活用して業務プロセスやビジネスモデルを変革することのことで、知財や研究開発の分野でも導入が急務となっています。今回のリーガルテックの試みは、その先駆けと言えます。
属人化しがちな技術の引き継ぎも、これならスムーズになりそうですね。とても勉強になりました!

リーガルテック株式会社

- 代表
- 佐々木隆仁
- 所在地
- 東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
- URL
- www.LegalTech.co.jp
