プレスリリース要約
株式会社セルシスは、スペインで2026年6月に開催される最大級のエンターテインメントフェスティバル「Mangafest Summer Edition 2026」への協賛を発表しました。主力製品である「CLIP STUDIO PAINT」のグローバル展開を加速させ、欧州市場におけるブランド認知度と新規ユーザー獲得をさらに強化する狙いがあります。
セルシスのイラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」は、スペイン・セビリアで2026年6月20日〜21日に開催される「Mangafest Summer Edition 2026」に協賛します。同イベントは年間を通じてスペイン各地で開催される、アニメやマンガ、ゲームファンが集う大規模イベントです。セルシスは2024年から継続して参加しており、現地のデジタルクリエイティブに特化したオンラインアートスクール「Academia Red Panda」と協力したワークショップの開催や、イラストコンテスト受賞者へのアプリ進呈などを通じて、現地のデジタルクリエイティブ層との接点を強化します。
協賛対象となる「CLIP STUDIO PAINT」は、全世界で6,000万人以上のユーザーを抱えるグローバルなペイントアプリです。特筆すべきは、そのユーザーの80%以上が海外ユーザーという点であり、すでに11言語に対応しています。エントリー層からプロのマンガ家、アニメーターまで幅広い層に支持されており、セルシスが30年以上にわたり培ってきた独自のグラフィックス技術を強みとしています。同社はクリエイターエコノミー市場の拡大を背景に、世界各地でのイベント協賛を通じたグローバル展開を推進しています。


Journalポイント
実はこれ、単なるイベント協賛ではなく、海外のデジタルアート教育の現場を直接押さえにいく セルシス の超ローカル戦略なんです。
え、現地の教育現場にまで入り込んでいるんですか?単なるアニメファン向けのイベント協賛だと思っていました。
そうなんです。スペインのオンラインアートスクールと協働して、現地でアプリを使ったワークショップを開催しています。ツールを売るだけでなく、使い方から教えることで 新規ユーザー を確実にファン化する狙いがあるんですよ。
なるほど。でも、すでに海外ユーザー比率が 80%以上 もあるなら、そこまで地道な活動をしなくても売れるのでは?
なるほど。でも、こういう教育からのアプローチって、海外での LTV を高めるのには本当に効果的なんでしょうか?
LTVというのは「顧客生涯価値」のことで、一人のユーザーが将来にわたって企業にもたらす利益の総額を指します。クリエイティブツールは最初に操作に慣れてしまうと、他社製品への移行コストが非常に高くなるため、教育段階での囲い込みはLTV最大化に直結します。
だからこそ、現地のスクールやコンテストと組んで、若いクリエイターの最初の選択肢になろうとしているのですね。
その通りです。特にスペインを含む欧州はポップカルチャーの人気が高く、デジタルアートの成長市場です。コンテスト受賞者にライセンスを贈呈することで、プロを目指す若者への直接的なアプローチにもなっています。
他のクリエイティブ系のソフトウェア企業も、やはり同じように海外のローカルコミュニティを重視しているのでしょうか?
実は業界全体が、オンライン広告だけでなく 体験型マーケティング やコミュニティ支援へシフトしています。機能の差が縮まる中、ユーザーとの「情緒的なつながり」や「コミュニティの存在」が最大の差別化要因になっているからです。
単なるツールのスペック競争ではなく、どれだけユーザーの創作人生に寄り添えるかが勝負なんですね。とても勉強になりました!


